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マインドマッピングソフト

レビュー:MindManager 7 Mac

2007年10月08日 18時21分更新

文● 栗栖 肇

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頭の中をスッキリ解決! 思考整理ソフトがメジャーアップデート


MindManager 7 Mac 【SPEC】
開発/販売元●マインドジェット(株) 価格●2万790円
http://www.mindjet.com/jp/

対応システム●OS X 10.4以上 対応機種●PowerPC G3以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
AppleScriptとも連動し、Macユーザーにも使いやすいソフトになった。とはいえ、Windows版との機能差が気になる


 「マインドマップ」とは、考えの中心となるテーマの周辺にアイデアを追記して、論理的な思考を支援する図解表現技法だ。

MindManager 7 Mac

「MindManager」で作成したマインドマップ。中心に位置する部分を「メイントピック」と呼び、そこから派生する情報を「中心トピック」と呼ぶ

主題となるキーワードを中央に書き、それを囲むように放射状に関連するキーワードや図を並べ、それぞれの項目を枝線で結んでいく。

MindManager 7 Mac

トピックにフラグや期限をつける「インスペクタ」やマップに画像を張り付ける「ライブラリ」などは別ウィンドウで表示する

ルールは、時計回りに書いていくことだけ。主に、情報の整理やプロジェクトの進捗管理、新しいアイデアを練る際など、頭の中を整理する目的で使われている。

 そのマインドマップをMacで作成するソフトが「MindManager」だ。同製品には、手書きでは実現が難しい、必要な枝の要素だけを見せるフィルター機能や、マップを箇条書きで編集できるアウトライン機能などが搭載されている。また各トピックから出る枝の色や太さ、形状やマップの背景図形の変更も可能だ。

MindManager 7 Mac

プレゼンの資料などの情報をまとめたいときは、メニューの「表示」から「アウトラインビュー」を選択しよう。メイントピックと中心トピックのみが表示される

MindManager 7 Mac

トピックをつなぐ枝の形状や背景画像、印刷時のヘッダーやフッターの指定など詳細な設定ができる。また、自分が作った設定をフォーマットとして使用可能だ

手書きよりも見やすいマップが作れる。

 13種類のテンプレートが付属しており、真っ白なウィンドウからマップを作り始めるのは難しいといった初心者でも、使い方に戸惑うことは少ないだろう。完成したマインドマップは、テンプレートを変えるだけで各トピックの定義を変更できるので、マップの利用目的に合わせて表現方法を変え、アイデアを練り直すことも可能だ。プレゼンテーション資料を作成する際のアウトラインや骨組みを考えるツールとしても使えるだろう。

 マップはPNGやPDFなどに書き出せるが、トピックに付け足した文章を保存できるのはRTFとテキストの形式に限られる。同製品のWindows版では可能な「Microsoft Office」の各形式への書き出しには非対応だ。


(次ページに続く)

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