2006年09月07日更新
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平松真穂さん(32)
株式会社ソナー
Webインテグレーショングループ
プロデューサー
不動産関係のITソリューション全般をサポートする株式会社ソナーで、役員としてWeb事業の責任者を務める平松真穂さん(32)。そもそも彼女は建築資材を扱う会社に入社し、工事現場にも足を運ぶ総合職として社会人の第一歩を踏み出した。それが、なぜ畑違いのIT業界に飛び込んだのか。役員にまでキャリアアップした転職成功の秘けつも含めて、聞いた。
大学在学中に遊びすぎて就職活動に出遅れたという平松さん。とにかく入れる会社を探して活動した結果、主にトンネルの建設資材を扱う資材会社に1996年4月に就職できた。同社で女性総合職第1号となった平松さんの仕事は、前任者がいない中で自分のすべき業務を探すことからはじまった。仕事を教えてくれる人がいない、現場では女性だからと相手にされない、会社での役割を果たそうにも果たせない……。この仕事を続ける意味を見出せずにいた。
とはいえ、平松さんにも楽しく思える仕事もあった。図面入りの施工資料やパンフレットを作る仕事だ。お客に分かりやすくするためにデザインや工夫を凝らす作業に好奇心をかき立てられ、こうした仕事なら長く続けられそうだと思った。そんな彼女がWindows95のグラフィック・ソフトで作業していたある日、先輩社員から「グラフィックをやるならMacだね」と声をかけられた。何気ない一言だったが、それを聞いた平松さんは将来への展望が開けたという。
「それまで将来について模索してばかりでしたが、先輩の一言で『そうだ、デザイン関係の仕事に就こう。そのために、学校に通ってMacintoshを使えるようになろう』と具体的に考えられるようになりました。そこで週2回、会社帰りに専門学校のMac総合プロコースに通ってMacを基礎から学ぶことにしました。授業では、PhotoshopやIlustratorなどの使い方を覚えたほか、HTMLの書き方も勉強しました。その結果、Webのおもしろさを知り、Webデザインの仕事に就きたいと考えるようになったんです」
Webに引きつけられた平松さんは、2年間勤めた資材会社を1998年3月に退職し、OJT(On the Job Training=実務を進めながら指導する職務トレーニング)をしてくれる中規模のWeb制作会社の入社試験を受けた。結果、2次試験の面接で不合格。面接で「何がやりたいか」と聞かれ、「何でも」と答えたことが敗因だったと考えた彼女は、具体的に何がやりたいのかを人に説明できなければダメだと反省。きちんと説明できるように、仕事への具体的なビジョンとスキルを身につけることを自分の課題とした。そこで平松さんは実務経験を積むために、決済サービスを扱う会社で自社サイトを制作するアルバイトを開始。負荷テストなどの動作チェックに携わった。この作業を8カ月ほど続けたが、次第に「もっといろいろな種類のWebサイトを一からすべて自分の力で作り上げてみたい。正社員として責任ある仕事をしたい」という気持ちが強くなり、Webサイト全般に携われる制作会社への転職活動を始めた。