週末見るコンテンツはコレ★ ― 第9回
【週末見るコンテンツはコレ★】
これを見ずしてアメコミ・マニアは語れない!! 「300<スリーハンドレッド>」など必見の3作品
2007年09月28日 23時53分更新
アメリカン・アングラ・コミックの大巨匠の足跡を辿る
「クラム」
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| クラムのジャケット。(c)1994 crumb partners Ⅰ |
DVD
価格 4935円
発売日 2002年6月7日(発売中)
http://www.kadokawa-ent.co.jp/detail/AEBF-10112.html
販売元 角川エンタテインメント
「300」の原作者、フランク・ミラーは現代最高のコミックライターとの評価を受けるほどの巨匠。一方、本作(ドキュメンタリー作品)の主人公であるロバート・クラムはアンダーグラウンド・コミック界では知らぬものはいないほどの巨匠だ。
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| チョビ髭が印象的なクラム。(c)1994 crumb partners Ⅰ |
ロバート・クラムはヒッピームーブメントをそのままを真空パックしたかのような伝説のコミック雑誌「ZAP」を創刊。ZAPで連載していた「フリッツ・ザ・キャット」が長編アニメーションとして映画化(監督はラルフ・バクシ)され、ヒッピー文化に強く影響を受けたその内容から、アメリカではアニメ映画として初めて成人指定で公開された。しかし、クラムは出来映えに不満を覚え、連載を「主人公がアイスピックで刺し殺されて物語が終わる」というストーリーで完結させてしまう。友人であるジャニス・ジョプリンのアルバム「チープ・スリル」のジャケットイラストを手掛けた後、ローリング・ストーンズからもジャケットイラストも依頼されたが、彼らの楽曲が嫌いという理由で断る。
そんな反骨心の塊のようなエピソードを持つロバート・クラムとは、いったいどのような人間なのだろうか?
風貌こそは、チョビ髭をはやしたサエないおじさんだが、にこやかに淡々と語る彼の半生はやっぱり普通じゃない。
アンフェタミン中毒の母親。「僕よりも才能がある」とロバートに評価されるも、高校を卒業してから30年以上もひきこもりを続ける兄。安アパートに住み細々と油絵を描いて暮らしている弟。そしてロバート。有り余る芸術的才能を持ちながらも普通の生活に馴染めずにいる彼らだが、その語り口は極めて明るい。軽妙な語り口にニヤリとさせられる一方、その裏にある日常と苦悩を想像すると背筋が寒くなる。
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| ピアノを弾くクラム。(c)1994 crumb partners Ⅰ |
兄も弟も、ちょっとしたきっかけがあればロバートのようなアーティストになれたかもしれない。ロバートもヒッピームーブメントがなかったら世に出られなかったかもしれない。
芸術家として生きていくことの難しさを痛感させられるが、彼らの生き様は確かに輝いている。

















