このページの本文へ

セゾン情報システムズがデータ・アプリケーションと協業を発表――HULFTにEDI機能を追加

2007年09月26日 19時43分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

株式会社セゾン情報システムズは株式会社データ・アプリケーションと都内で記者会見を行ない、企業間・企業内のデータ連携ソリューション「HDC-EDI Suite」を発表した。発売は10月26日から。価格は最小構成で230万円となっており、2007年度中に5億円の受注を目指す。


企業間と企業内の情報をシームレスに連携


 セゾン情報システムは、データ・アプリケーションのEDIソフト「ACMS」のOEM供給を受け、同社のファイル転送ツール「HULFT」にEDI機能を搭載したスイート製品「HDC-EDI Suite」を販売すると発表した。

 データ・アプリケーション代表取締役 専務取締役 武田好修氏は「段階の世代退職に伴う汎用機の減少やインターネット普及に伴う次世代EDI普及の兆し、サプライチェーンの緊密化などから、社内外をシームレスに連携する製品の需要が高まっている」と説明し、今回の協業の背景を説明する。

データ・アプリケーション代表取締役 専務取締役 武田好修氏

データ・アプリケーション代表取締役 専務取締役 武田好修氏

 セゾン情報システムズ 取締役 HULFT開発センター長の西川信次氏は今回の製品を「単に製品を組み合わせたものではなく、ミドルウェアとしてセゾン情報システムズのラインアップに組み入れられたもの」と説明し、企業間や企業内でのコラボレーションを図るためのツールとして開発されたものとする。これにより企業内におけるデータ連携システムと、企業間のデータ交換システム(EDI)という2つの製品を、一元的に統合し、企業内システムの最適化を図ることができる。

セゾン情報システムズ 取締役 HULFT開発センター長 西川信次氏

セゾン情報システムズ 取締役 HULFT開発センター長 西川信次氏

 HDC-EDI Suiteは、HULFTとACMSをベースとするEDIエンジン「HDC-EDI Base」、新開発のデータ連携管理ソフト「HDC-EDI Manager」の3つから構成される。

 価格は最小構成で230万円からとなり、初年度の受注目標を5億円とする。

カテゴリートップへ