マイクロソフト(株)は27日、同社が販売している個人向け資産管理ソフト「Microsoft Money」の新製品、「Microsoft Money Plus Edition」を10月26日に発売すると発表した。価格は通常パッケージ版が1万1800円(税別)など。
Moneyは、同社が販売している個人向け資産管理ソフトで、銀行やクレジットカード、証券といった個人資産に関連するすべての口座をパソコン上で一元管理し、把握することができるソフトウェアとなる。各金融機関の取引明細をダウンロードしてくることによりユーザーの入力の手間を省く「Money 電子明細ダウンロード」などの機能を備える。
資産情報をリアルタイムで把握することができる
新機能「Microsoft Money Insight」
Money Plus Editionには今回新たな機能として、Moneyの機能をタスクバーに常駐させるガジェット(ミニアプリ)「Microsoft Money Insight」が実装されている。Money Insightを利用することによりユーザーは、Moneyを起動していなくても自分の資産情報をリアルタイムで把握することができる。Money Insightには、Moneyに登録されている各口座の残高および入出金(キャッシュフロー)のバランスを確認できる「キャッシュフローインサイト」、費目ごとの支出状況を確認することができる「支出メーターインサイト」、Moneyに登録されている支払の確認や支払期日が近付くと通知をしてくれる「支出予定インサイト」の3つの機能が含まれている。
取引ごとに画像やドキュメントを関連付けて記録
またMoney Plus Editionには、もう1つの新機能として各取引ごとに画像やWordやPDF形式のドキュメントファイルを関連付ける機能が追加されている。これにより明細書や領収書のドキュメントファイルを、特定の取引に関連付けて記録することができ、ユーザーは取引ごとにいつでも関連付けた領収書などのファイルを確認することができる。
「自動明細ダウンロード機能」がパワーアップ
Money Plus Editionでは各金融機関や、同社が提供している金融情報サービス「MSNマネー」にアクセスすることなく取引明細をダウンロードし、最新の資産情報をMoneyに取り組むことができる「自動明細ダウンロード機能」がこれまでのMoney 2007/2006/2005では1年間だった利用期限が、今回のバージョンから最長2年間無料で利用できるようになっている。
対応OSはWindows Vista/XP(SP2以上)。製品バリエーションとそれぞれの価格は以下のとおり。
- Microsoft Money Plus Edition パッケージ版
- 1万1800円(税別)
- Microsoft Money Plus Edition パッケージ版 書籍付き
- 1万3000円(税別)
- Microsoft Money Plus Edition ダウンロード版
- 1万800円(税別)
- Microsoft Money Plus Edition ダウンロード版 バージョン アップグレード
- 6800円(税別)