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長澤まさみが「右から左に受け流す」

エプソン、「写真うつりが悪い」顔を美しく出力する新カラリオを投入

2007年09月20日 23時01分更新

文● 編集部 橋本 優

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 セイコーエプソン(株)は20日、インクジェットプリンター「カラリオ」シリーズの新モデルとして、インクジェット複合機3機種「PM-T960」「PM-A940」「PM-A840」とインクジェットプリンター「PM-G860」を発表した。また、ビジネス向けインクジェットプリンター「PX-V780」とインクジェット複合機「PX-A740」、A3ノビ対応の「PX-G5300」を同時に発表した。発売日は、PX-G5300以外は10月4日。G5300は年末となっている。

 新機種の特徴は、まず画像処理技術の「オートフォトファイン! EX」の自動補正の精度を向上させたこと。顔の判別精度と色補正精度を高め、人の顔と風景、夜景を判別してバランスの取れた画像補正を行なうという。

 また、今回発表のすべての機種に、人の顔を小顔・美白に補正することで、肉眼で見た状態に近づける「ナチュラルフェイス」機能を搭載。同社の実験によると、単眼で写した映像は、複眼で見た映像より0.5~1.5%ほど太く見えるのだという。そこで、顔の部分を少し縦長にすることで複眼(肉眼)で見た状態に近い出力となり、「写真うつりが悪い」という人も「本来の自分」の顔を再現できるのだという。

 一部機種にはインク噴射能力を高めた「高速MACH(マッハ)ヘッド」を新たに搭載。L版1枚を約19秒で印刷でき、100枚を30分で印刷できるという。

 そのほか、薄型テレビとカラリオをLAN接続し、地上デジタル放送のデータ放送に付与された印刷情報をプリントできる「テレプリパ」機能を搭載。料理レシピや楽譜といった印刷出力用コンテンツをダウンロードできる、携帯電話向け有料サービス「モバプリ」に対応する。

記事掲載当初、「テレプリパ」の名称に誤りがありました。ここにお詫びして訂正いたします。(2007年9月25日)

カラリオ新製品ラインアップ

「PM-T960」

「PM-T960」

 「PM-T960」は、10/100BASE-TXの有線LANとIEEE 802.11b/gの無線LANを搭載し、テレプリパに対応する。スキャナー部は主走査3200dpiの読み取りが可能な6ラインCCDセンサー(α-Hyper CCD II)を搭載。透過原稿に対応しており、35mmフィルムの読み取りもできる。インクカートリッジは6色(染料)独立型の「つよインク200」を採用する。操作部には3.5インチのカラー液晶ディスプレーを搭載し、画質補正の確認などが行なえる。本体サイズは幅446×奥行き503×高さ242mm、重量は約12.8kg。想定実売価格は3万円台後半。

「PM-A940」

「PM-A940」

 「PM-A940」は、LAN機能を搭載せず、テレプリパを利用するにはオプションのプリントアダプターが必要となる。スキャナー部はスキャナー部は主走査1200dpiの読み取りが可能なCISセンサーを採用し、透過原稿の読み取りには非対応となる。操作部には2.5インチ液晶ディスプレーを搭載。そのほか、印刷機能などはPM-T960と同じ。本体サイズは幅446×奥行き432×高さ237mm、重量は約10.6kg。想定実売価格は3万円台前半。

「PM-A840」

「PM-A840」

 「PM-A840」は、印字速度がL版1枚約22秒と、PM-T960やPM-A940より若干低速になるが、それ以外の機能はPM-A940とほぼ一緒となる複合機の普及モデル。本体サイズは幅450×奥行き413×高さ205mm、重量は約8.3kg。想定実売価格は2万円台後半。

「PM-G860」

「PM-G860」

 PM-A840相当の印刷機能を持つ単機能プリンターが「PM-G860」だ。ナチュラルフェイス機能も搭載する。本体サイズは幅450×奥行き282×高さ187mm、重量は約5.4kg。想定実売価格は1万円台中盤。

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