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10月初旬にスタート

ケータイの収入モデル変える? モバイル向け「Google AdSense」が日本上陸

2007年09月18日 16時24分更新

文● 林信行

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GREEの広告
モバイル版GREE上の「モバイル版コンテンツ向けAdSense」広告

 米グーグルは現地時間の17日、コンテンツ連動型広告「AdSense」の携帯電話向け展開を始めたことを正式に発表した。

 新サービス「モバイル版コンテンツ向けAdSense」の日本での提供は10月初旬からとなるが、既に実証実験としてモバイルGREE/EZ GREEのサイトが採用している(8月21日からサービスを開始していた)。

 これまでのAdSenseと同様に、個人ユーザーが(携帯電話から閲覧可能な)個人向けブログに使うことも可能で、ブログの記事の内容に関連のある広告が表示される。




「三者三様に利益のあるサービス」


ジョン・ラーゲリン氏
米グーグルのストラテジック・パートナーディベロップメントマネージャー、ジョン・ラーゲリン氏

 米グーグルのストラテジック・パートナーディベロップメントマネージャーのジョン・ラーゲリン(John Lagerling)氏は、同サービスの導入によって、携帯電話への露出を考えていた広告主が「検索以外にも接点を作ることができる」と語る。

 パブリッシャー(ウェブサイトの公開者)にとっては、月額料金を徴収する携帯電話キャリアの「公式サイト」になる以外にも、収益モデルを持てるというメリットがある。ウェブサイトの読者にとっては、自分が興味を持ったページに合わせた内容の広告が表示されるのが利点だ。ラーゲリン氏は、モバイル版コンテンツ向けAdSenseの広告は、これまでのAdSenseと同様に三者三様に利益のあるサービスだと語る。

 実は現在、AdSenseを使っているパブリッシャーには、悩ましい問題があった。せっかくブログにAdSenseを貼っていても、Googleモバイル検索経由で、携帯電話機からアクセスされた場合には、広告が表示されなかったのだ。

 だが、ラーゲリン氏は、今後はそうしたパブリッシャーには、ぜひモバイル版のウェブページを用意して、「モバイル版コンテンツ向けAdSense」を使ってほしいと語っている。



パソコン画面からモバイル向け広告の出稿を指示


 すでにAdWords(広告主向けサービス)のアカウントを持っている広告主は、AdWordsの管理画面からモバイル広告を指定し、モバイル広告をコンテンツターゲット広告に設定するだけで、すぐに利用できるようになる。新しいレポートツールなどを覚える必要はない。

 ただしラーゲリン氏は、現在携帯電話キャリアの公式サイトでコンテンツを提供している会社は、「AdSenseを利用することが、キャリアとの規約に違反しないか確認をした方がいい」とアドバイスをしている。

 一方で携帯電話用のウェブサイトを持っていない広告主には、Google側でランディングページ(広告をクリックした際の飛び先)を用意しホスティングするサービスも提供する。

 さらにこれまでウェブ上に、あまり情報を掲載してこなかった広告主でも「Click-to-Call」という形式の広告を使うことで、携帯画面上の広告を通して電話をかけてもらうことも可能だ。その際、広告のクリックと同時に電話がかかるのではなく、1度確認画面に移ってからダイアルをするスタイルだ。

 ただし、AdWordsの管理には従来通りパソコンが必要なので、パソコンをまったく使っていない商店が広告を出す、といったことができるわけではない。


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