(株)ウィルコムおよび(株)ウィルコム沖縄は13日、京セラ(株)製の『WX320K』と、(株)ケーイーエス製のPHS音声端末『9(nine)』(WS009KE)の新しいファームウェアを公開した。
WX320Kの新しいファームウェアでは、今月開始された新しい高速化サービス(関連記事)に対応する。これはプロトコルの最適化や表示画像の画質を落としてファイルサイズを小さくすることにより、ウェブブラウズの体感速度を上げるもの。画質と速度のバランスは4段階に設定可能だ。
また、セキュリティー機能が“ダイヤルロック”から“閉めるとロック”に変更された。閉めるとロックを設定すると、本体を折りたたんでから設定した時間が経過すると、サイドキー以外が自動的にロックされるようになる。
さらに、“コンテンツダイレクトアクセス機能”を追加し、より簡単な操作で公式サイトから着信音や画像、Javaアプリなどをダウンロードできるようにした。
WX320Xのファームウェアの更新は、本体操作のみで可能。オンラインサインアップした後、接続先プロバイダーが“CLUB AIR-EDGE”であることを確認し、“メニュー”から“機能”を選択し、“その他設定→ソフトウェア更新”と選択し、画面の指示に沿って操作をする。
ファームウェア更新に要する時間は、通信環境にもよるが更新プログラムのダウンロードに約5分、ファームウェアの更新に約30分の合計約35分ほど。更新にかかわる情報料、通信料とも無料。
9(nine)では絵文字がウィルコム共通仕様に
9(nine)のファームウェアは“V106”となり、W-SIM(ウィルコムシム) 『RX410IN』『RX420IN』使用時のライトメールの接続性を向上させたほか、絵文字が9(nine)独自のものからほかのウィルコム端末と共通のものに変更された。
ファームウェアの更新方法は、更新用プログラムをパソコンでダウンロードした後、9(nine)をUSBケーブルでパソコンと接続して、パソコン上で更新プログラムを実行し、画面に表示される指示に沿って更新する。ファームウェアは再起動を含めた2段階でアップデートされ、合計で20分ほどの時間がかかるという。