2007年05月24日更新
求人件数でいうと、右肩上がりの運用管理ほどではないにしろ、構築や設計の人材も常に定量的に必要とされているのでチャンスは十分にあります。中でも構築の転職市場は元気がよく、ポータルサイトを持ち、BtoCの新サービスに注力しているネット企業からの需要が高いです。これらの企業への転職を狙う人は、オープンソース──特にLinuxを勉強しておくことが不可欠です。また、NGN(Next Generation Network)と呼ばれる第3世代ネットワークに造詣の深い人は、これから引き合いが強くなってきます。
また、ネットワークエンジニアの最終的なフェーズである要件定義は、ユーザーの要望を調査・分析し、どうIT化するのかを組み立てていくコンサル的な仕事です。こうした仕事をする上では、技術や知識のほかに運用管理で培った顧客対応がとても重要になります。ですから運用管理の経験がない構築・設計の人は「だったら技術屋になろう」とこだわるのではなく、顧客との接点を持つように心がけ、自分の業務がビジネスにどう生かされているのかという視点を持ちましょう。次のフェーズにステップアップするときに、必ず役立つはずです。
以上のことをまとめると、ネットワークエンジニアは、30歳くらいまでで未経験からIT業界に進もうという人にもお勧めの職業です。また、運用管理に携わって3年未満という人にも、よりよい環境に転職できる状況にあると言えます。構築・設計の分野も安定した需要があるので、より条件に合う企業に移りやすいでしょう。ただし、いずれの場合も、2~3年先を見据えて次のステップに進もうという志のある人が成功する職業であることを、忘れないでください。