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マカフィー、“マカフィー・ウイルススキャンプラス”などの新製品説明会を開催

2007年09月13日 18時33分更新

文● 編集部 若林健太

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マカフィー(株)は13日、個人向けセキュリティーソフトの新製品として『マカフィー・ウイルススキャンプラス with サイトアドバイザ』『マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザ』『マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラス』の3製品を今月14日に発売すると発表した。

同日、東京・渋谷のマークシティウエストで記者説明会が開催され、マカフィー マーケティング本部 本部長の久我信之(くがのぶゆき)氏、同社コンシューマー事業本部 プロダクトマーケティングマネージャーの葛原卓造(くずはらたくぞう)氏の2名が出席した。

ダウンロード版の価格はマカフィー・ウイルススキャンプラス with サイトアドバイザが4095円(1ユーザー版)/5040円(3ユーザー版)、マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザが5775円(3ユーザー版)、マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラスが6984円(3ユーザー版)。パッケージ版の価格はオープンプライスで、予想実売価格はダウンロード版とほぼ同等。

マカフィー・ウイルススキャンプラス with サイトアドバイザ

マカフィー・ウイルススキャンプラス with サイトアドバイザ

マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザ

マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザ

マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラス

マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラス

マカフィー・ウイルススキャンプラス with サイトアドバイザは、ウイルス対策、ハッカー対策、スパイウェア対策の機能を持つセキュリティーソフト。不要なファイルを削除する“クリーンナップ機能”も備えている。マカフィー・インターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザは、それに加えて個人情報保護、迷惑メール対策、有害なサイトをブロックする保護者機能、ファイルバックアップ機能を備えた製品。マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラスは、インターネットセキュリティスイートの機能に加えてホームネットワーク全体のセキュリティー状況をチェックする機能などが加わった最上位製品となる。

新製品共通の特徴としては、パフォーマンスの向上が挙げられる。2007年版に比べて、実行プロセス数を半分に削減し、メモリー/CPUの使用量を削減した。これにより手動スキャン実行時間は26%、起動時間は25%、迷惑メール処理時間は24%高速化しているという。また、ゲームやメディプレーヤーなどほかのソフトをフルスクリーンで使用しているときは更新やスキャンを停止する“Do Not Disturb”モードを新たに搭載している。

また、フィッシングサイトやブラウザーのぜい弱性を狙うコードが含まれているウェブサイト、過剰なポップアップが表示されるウェブサイトなどを診断して(診断は同社のロボットが実際にウェブサイトを巡回して行なう)ウェブブラウザー上で知らせる機能“サイトアドバイザ”が強化された。

最上位版のマカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザ プラスに搭載されている“サイトアドバイザ プラス”は、新たにメールやメッセンジャーに含まれるリンクの危険性を表示するようになった。具体的には、危険なメールをプレビューしたときやメッセンジャーソフトのメッセージに危険なURLが含まれる場合に、マークを表示して警告を発するという。

サイトアドバイザを利用したところ

サイトアドバイザを利用したところ。Googleなどの検索サイトでの検索結果において、リンク先が安全なウェブサイトかどうかをマークで表示する

そのほか、追加ライセンスの購入が容易になった。製品は1ユーザー版/3ユーザー版が販売されるが、追加ライセンスを1台につき1000円で、必要な台数分をオンラインで購入できる。

対応OSはWindows Vista/XP SP1以降/2000(SP4)。対応ウェブブラウザーはInternet Explorer 6.0以降、Firefox 1.5以降。

「個人向けと法人向けの売り上げが半々に」

記者発表会ではまず久我氏が挨拶を行なった。久我氏は同社の個人向けセキュリティー製品について、2003年の再参入から順調に成長し、法人向けとほぼ同じ売り上げに達していると語った。新製品については、日本でのみパッケージの色を黒色から赤色に変更したことを明かした。その理由としては、店頭でより目立つこと、マカフィーのコーポレートカラーに合わせたことの2点を挙げた。葛原氏は新製品の概要について説明した。

久我信之氏

マカフィー マーケティング本部 本部長の久我信之氏

葛原卓造氏

コンシューマー事業本部 プロダクトマーケティングマネージャーの葛原卓造氏

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