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ゲーム向けの高レスポンスモード搭載機種も

松下電器産業、コントラスト比1万6000:1のフルHD液晶プロジェクター『TH-AE2000』を発売

2007年09月07日 21時32分更新

文● 編集部 永水和久

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松下電器産業(株)は7日、ホームシアター向け液晶ディスプレーの新製品として、フルハイビジョン対応でコントラスト比が16000:1の『TH-AE2000』と、ゲーム向けの高レスポンスモードを搭載する『TH-AX200』を10月29日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格はTH-AE2000が45万円前後、TH-AX200は22万円前後。

コントラスト比や輝度の向上に加え
画質調整機能も便利に

TH-AE2000

『TH-AE2000』

TH-AE2000は、1920×1080ドットの液晶パネルを搭載したフルハイビジョン解像度に対応するプロジェクター。従来機種のTH-AE1000と比べて、液晶パネルの開口率やランプ駆動の効率、アイリスの可変幅と駆動精度を向上させたことで、コントラスト比を1万6000:1、輝度を1500lmまで高めたのが特徴(TH-AE1000は、コントラスト比が1万1000:1、輝度は1100lm)。

映像の周波数帯域ごとに適した信号処理を行なう“ディテールクラリティプロセッサ”と、“高詳細ハイコントラスト投写レンズユニット”を新採用したことで、より自然でくっきり立体感のある映像表現も可能になったという。また、デジタル信号処理はTH-AE1000の14bitから16bitに強化し、階調表現力を4倍まで高めている。

画質調整機能には、投影中の映像から一時的に同じ静止画を2枚切り出して並べ、調整前の画面と調整後の画面を比較しながらイコライジング等を行なえる“2画面調整機能が追加された。従来機種から搭載する、映像機器からの入力信号レベルのばらつきを確認して調整できる“波形モニター機能も強化され、自動で調整する機能を搭載した(TH-AE1000は手動調整のみ)。

投影サイズは40~200インチ。入力端子としてHDMI(1.3a)端子を3系統搭載するほか、アナログRGB(D-Sub15ピン)を1系統、コンポーネントビデオを2系統、コンポジットビデオとSビデオを1系統ずつ備える。電源はACアダプターを使用し、消費電力は240W(スタンバイ時0.008W)。本体サイズは幅460×奥行き130×高さ300mmで、重量は7.2kg。

ゲーム向けの高速表示機能を搭載

TH-AX200

『TH-AX200』

TH-AX200は、1280×720ドットの液晶パネルを搭載したハイビジョン解像度に対応するプロジェクター。従来機種『TH-AX100』から搭載する、シーンごとに光源ランプ、アイリス、信号データを制御して、リビングなどの明るい環境でも鮮明な映像を表示させる“ライトハーモナイザー”機能を強化した“ライトハーモナイザーII”を採用したことで、より鮮明な映像を表示できるよになったのが特徴。

表示モードとして、ゲーム向けに暗いシーンをくっきり表示させるなどの画質補正を行なうほか、表示の遅延を従来機種『TH-AX100』から約1/3軽減させた“ゲームモード”を搭載する。

コントラストは6000:1で、輝度は2000lm。投影サイズは40~200インチ。入力端子はHDMIを2系統、アナログRGB(D-Sub15ピン)を1系統、コンポーネントビデオとコンポジットビデオ、Sビデオを1系統ずつ備える。電源はACアダプターを使用し、消費電力は290W(スタンバイ時0.008W)。本体サイズは幅395×奥行き112×高さ300mmで、重量は4.9kg。

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