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見やすさと操作性が改善

ジュピターテレコム、VODサービス“J:COM オン デマンド”をリニューアル

2007年09月05日 17時44分更新

文● 編集部 橋本 優

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(株)ジュピターテレコムは5日、ケーブルテレビサービス“J:COM TV デジタル”で提供してるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス“J:COM オン デマンド”のリニューアルを今月12日に行なうと発表した。

今回のリニューアルでは、サーバーのシステムを変更。従来のインターフェースは独自仕様だったが、今回からHTMLベースのインターフェースとなり、見やすさと操作性(レスポンスなど)を改善したという。また、インターネット経由で音声や動画を配信するための標準的なプロトコルである“RTSP”(Real Time Streaming Protocol)を採用することで、メニュー画面にも動画を表示させることが可能になった。

トップメニュー

トップメニュー

リニューアルのシステム概要

リニューアルのシステム概要

トップメニューには、従来のディレクトリー型検索機能(ジャンル検索)に加え、“新着コンテンツ”や“ランキング”といった機能を用意。コンテンツを検索しやすくなった。さらに、広告スペースを設け、広告を選択すると広告主の用意したコンテンツや情報などを見ることができる。

左が新着コンテンツ画面。右がランキングの画面

このほか、“カラオケ”についても曲数を1300曲から3000曲に増やすとともに、最大10曲分の予約機能も追加した。

カラオケの画面。左に予約リストが表示される

カラオケの画面。左に予約リストが表示される

同社は今回のリニューアルを“フェーズ1”と位置づけており、今後もリニューアルを続けていく。2008年頭に実施予定の“フェーズ2”では、2/8/16倍速表示が可能な“倍速トリックプレイ”や5.1chサラウンド再生マイページ機能パーソナライズメニューなどを実装する予定。またユーザーが動画を投稿し、それを公開できるようにするなど、視聴者参加型のコンテンツも、今後提供したいという。

なお、既存のユーザーもSTB(セットトップボックス)のバージョンアップ(アップデータは放送波にのせて自動配信)により新しい機能を利用できるようになる。

ジュピターテレコムの代表取締役副社長の福田峰夫氏

ジュピターテレコムの代表取締役副社長の福田峰夫氏

今回のリニューアルについて、同社は記者発表会を都内で開催し、代表取締役副社長の福田峰夫氏が現状のVODサービスについて報告した。

現在、106万世帯が同社のVODサービスを利用しており、月間ビュー数は約1300万、有料コンテンツ購入者数は50万件を超えているという。VODコンテンツに関しては、今年の夏には1万タイトルを超えており、同氏は「レンタルビデオ店に匹敵する」数だとした。このうちHD(High Definition)タイトル142本で、今後HDタイトルは同社VODサービスの強みとして、増やしていきたいと語った。

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