(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは31日、(株)アッカ・ネットワークスが設立したモバイルWiMAX関連の子会社、(株)アッカ・ワイヤレスに出資し、戦略的提携を行なうことに合意したと発表した。
アッカ・ワイヤレスは、モバイルWiMAXによる2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の事業者免許取得を目指すための企画会社で、免許取得後は事業主体としてWiMAX事業を運営する予定。
今回の提携により、アッカ・ネットワークスが有線ネットワークの運用や営業をはじめとする事業運営全般を担当する一方で、NTTドコモは無線ネットワークの構築および無線技術に関する支援を行なう予定だという。
NTTドコモの出資額は、アッカ・ワイヤレスが予定している総額720億円程度の増資のうち、WiMAX事業者免許申請要件の範囲内である3分の1以下の約190億円とする。また、アッカ・ネットワークスは連結子会社として経営を主導するために必要な水準である40%以上の約300億円を出資する。さらに、そのほかの出資者も検討しているという。