ソフトバンクBB(株)は31日、IP電話サービスとメールやスケジュール管理、チャットなどのASPサービスを統合したサービス“BBコミュニケーター”の提供を開始すると発表した。9月1日より個人向けの“my BBコミュニケーター”を開始する。利用料金は月額基本料が315円、ユニバーサルサービス料が7.35円。別途通話料がかかる。
BBコミュニケーターでは050番号が各ユーザーにひとつ与えられ、IP電話や固定電話、携帯電話機と通話が可能。IP電話サービス“BBフォン”“BBフォン光”との間では無料通話が可能だ。
通話料は相手が国内固定電話または他社IP電話の場合3分間で8.3895円、携帯電話機は1分26.25円(午後11時から朝8時までは1分21円)。ただし、電話料金割引サービス“おトク割”(月額367.5円)を利用すれば、国内固定電話/他社IP電話への通話が3分間で7.35円、携帯電話機への通話が時間にかかわらず1分15.75円となる。
通話には無料のパソコン用フォンアプリを利用する。また、フォンアプリ専用のUSBフォンの利用も可能だ。USBフォンは同社ウェブサイト上で3675円で販売される。電話サービスには、外出先で電話を受けられる転送電話、留守録メッセージをメールで受けられるボイスメール、パソコンの画面上でテレビ電話、パソコン上でアドレス帳をクリックするだけで電話発信ができるクリックコールといった機能も備えている。
ASPサービスはメール機能、スケジュール管理機能、アドレス帳、チャット、プレゼンス確認機能などを備えている。
なお、同社では今後、中小企業向けにマイクロソフト(株)のExchange Server(バージョンは未定)を代替するグループウェア機能を、ASPサービスで提供する予定としている。