(株)オービット ミューズテクス事業部は21日、米マークオブザユニコーン(MOTU)社のビデオインターフェースユニット「MOTU V3HD」を発売した。MOTU V3HDは、ビデオ入出力、音声入出力を備えており、プロ用のHDカメラや家庭用のDVカメラなどを複数接続して、FireWire経由でパソコンに取り込むことができる機器。対応するビデオ編集ソフトは、アップルジャパン(株)の「Final Cut Pro」と、アドビシステムズ(株)の「Adobe Premiere Pro」。価格はオープンプライス。対応システムは、Mac OS X、Windows XP/Vista。9月の出荷を予定している。
搭載するビデオ入出力端子は、HD-SDI BNC入出力、SDI BNC入出力、HD-SDIサブ出力、SDIサブ出力、HDMI出力、HDコンポーネント入出力、SDコンポーネント入出力、10ビットコンポジット入出力、10ビットSビデオ入出力、FireWire 400、FireWire 800×2。
DVCPRO HDの72/1080フォーマット、非圧縮10ビットSDフォーマットを取り込めるほか、SDからHDアップコンバージョン、2:3/2:3:3:2プルダウン挿入・除去なども可能だ。
搭載する音声入出力端子は、3XLRアナログ入出力×4、8チャンネルのAES/EBUデジタルオーディオ入出力、AES/EBU入出力端子×2、8チャンネルHD-SDI、SD-SDI 24ビット/44.1・48KHzのSDIエンベデットオーディオ入出力、8チャンネルHDMI 24ビット/44.1・48KHzのSDIエンベデットオーディオ入出力、8チャンネル、ADATオプティカルデジタルオーディオ入出力——など。
32チャンネル入力/16バスミキサー機能でカメラ、マイクプリアンプなどの音声ソースをレイテンシーなしでモニターできるほか、専用ボリュームノブを備えたヘッドフォンジャックを搭載しており、正確なヘッドフォンモニタリングも可能。また、パソコンに接続していない場合でも音声のミックスなどができる。