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JIECがSaaS型ログ管理サービスの提供を発表 日本版SOX法対応で2008年4月に提供開始

2007年08月30日 17時38分更新

文● アスキービジネス編集部

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株式会社JIECは8月30日、都内で記者会見を開き、SaaS型の内部統制向けログ管理サービス「Log Shelter」の提供を発表した。サービス開始は2008年4月からで、価格は初期導入費用が65万円から、月額利用料が15万円からとなっている。


システム構築技術を活かし信頼性の高いサービスを提供


 「SOX法自体への投資は2008年が頭打ちになるが、内部統制やコンプライアンスへの投資はその後も市場が拡大し続ける。継続的な収益が見込めるSaaS型で提供するには最適なソリューション」

 株式会社JIEC 技術統括本部 技術部 リーダーの川端 卓氏は、これまで大企業向けのシステム構築を主として行なってきた同社が、SMB向けのSaaS型内部統制ソリューションを提供する理由をこのように話す。

株式会社JIEC 技術統括本部 技術部 リーダー 川端 卓氏

株式会社JIEC 技術統括本部 技術部 リーダー 川端 卓氏

 今回発表されたLog Shelterは、米SenSageのログ管理ソリューション「SenSage Enterprise Security Analytics」(以下、SESA)を採用し、SaaSモデルでの提供を行なうもの。監査に必要なログの収集やその保管代行、日本版SOX法に対応した形での定型レポートなどの機能を持つ。SESA採用の経緯については、同社が以前から内部統制ソリューションの一環としてSESAのシステム構築を行なっている経験があり、そのノウハウから高品質なサービスの提供が可能になるとしている。

Log Shelterのサービスイメージ(画像クリックで拡大)

Log Shelterのサービスイメージ(画像クリックで拡大)

 川端氏は「SaaSモデルで提供することで、エンタープライズ向けの高品質な製品を中堅・中小企業でも導入しやすくなる。SIとSaaSの両面展開で、大企業だけでなく中堅・中小企業に向けてもビジネスを行なっていく」と語り、Log Shelterを足がかりとして、他のSaaS型アプリケーションの提供も計画していることを明らかにした。

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