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PHPのWebサイトを生成、外部SQLへもアクセス――FileMakerの新版が9月中旬登場

2007年08月29日 22時30分更新

文● アスキービジネス編集部

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ファイルメーカーは、デスクトップデータベースの新版「FileMaker Pro 9」を2007年9月中旬に発売する。新版では、外部SQLへの接続やPHPのWebサイト生成機能など、外部との連携を高めたのが特徴だ。

外部接続性を高めた、FileMakerの新版


 新版となる「FileMaker Pro 9」の特徴は、MySQL/Oracle SQL/Microsoft SQL Serverといった外部SQLデータソースへの接続を容易にしたこと。これにより、基幹系が持つデータを使い、カスタムレポートの作成やフィールドの追加、既存のFileMakerデータとのリレーション構築を実現する。

 また、サーバ製品(「FileMaker Server 9」シリーズ)では、プログラミングを行なわずに、FileMakerのデータを使用したPHPペースのWebサイトを自動生成し、公開する機能を備えた。これにより、ユーザー自身が、FileMakerのデータを社外向けWebサイトに公開したり、Webサイトの訪問者からデータを収集したりと、WebベースのフロントエンドとFileMakerのバックエンドを組み合わせたソリューションを実現可能にしている。また、インストール作業を簡略化し、20分以内でのインストールを実現したという。

 このほか、初心者向けのクイックスタート画面、条件付き書式、電子メールによるリンク送信機能など、データベースの作成から共有までをより容易に行なえるよう、30カ所以上の機能強化を図っている。

 価格(税別)は、3万8000円。(同)「Pro 9 Advanced」が5万8000円、(同)「Server 9」は12万8000円、(同)「Server 9 Advanced」が32万円となる。既存ユーザー向けのアップグレード版も用意される。いずれも、WindowsとMac OSの両方のプログラムが含まれている。

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