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キヤノンとの違いは「ホンモノを追求していること」

ニコン、2つのハイエンド一眼レフ機『ニコンD3』と『ニコンD300』を投入

2007年08月24日 10時45分更新

文● 編集部 小林 久

現行DXフォーマットのトップエンド機『ニコンD300』


ニコンD300は、APS-Cサイズの“ニコンDXフォーマット”採用機種としては、トップエンドに位置付けられる製品。型番的には、同社が2005年11月に発表した『ニコンD200』の後継という位置付けだが、その上位となる『D2H』の後継機種という側面も持っている。

Dシリーズの進化の系譜
ニコンDシリーズの進化の系譜

ニコンでは、既存のDXフォーマットも継続していく予定。撮像面がFXフォーマットに比べて狭いため、広角レンズの画角が望遠よりになるというデメリットはあるものの、消費電力が低く抑えられる点や、フラットで安定した画質が得られる点など、DXフォーマットならではの利点もあるという。

木村氏
ニコン執行役員映像カンパニー副プレジデントの後藤哲朗氏。会見ではフルサイズのCMOSがこの時期になった理由として「ニコンではDXフォーマットを標準として整理してきた。FXフォーマットも同時に検証してきたが、品質基準を確実に達成できるまで、時間をかけた」と答えた。同時にDXフォーマットも継続していく意向を示し、デジタル一眼レフに最適なフォーマットのひとつであることを強調した

ニコンの開発陣は「従来35mmフィルムカメラを用いてきたユーザーがデジタルに移行していく上で“DXフォーマットが最適である”というニコンのスタンスは変わらない」と話す。今回、D200のCCDからCMOSにセンサーが変更されたが、ライブビューシステムを構築するのが容易である点や、半導体技術の向上によって微細パターンを作りやすくなったこと、大型化しても消費電力が抑えられるといった特徴/背景を踏まえてのことだという。

ホコリ除去
D300はCCDのローパスフィルターに付着したゴミを振動で落とす機能も搭載

D300では、D200では非対応だったライブビューに対応するほか、D3にも搭載されていないホコリ除去機能も追加されている。D3同様、画像処理エンジンにはEXPEEDを採用。ピクチャーコントロールシステムやアクティブD-ライティングシステムも搭載する。

撮像素子の画素数は有効1230万画素。撮像面のサイズは幅24×高さ16mm。ISO 200からISO 3200までの撮影感度(増感処理で最大ISO 6400相当、減感処理で最低ISO 100相当)に対応する。内蔵A/Dコンバーターの分解能は14bit(設定により12bitも選べる)。

背面からの比較
背面からの比較。写真右のD300は、写真左のD3に比べると縦位置グリップないぶんコンパクトな印象。十字キーのフィーリングなど細かな違いはあるが、基本的な操作系はよく似ている

連写速度は毎秒8コマで、連続100コマまでの撮影が可能。AF測距点数は51で、中央部15点はクロスタイプセンサーで、開放F値が5.6と暗めのレンズでもAFが動作する。D3同様11点AFも選択可能。記録メディアはコンパクトフラッシュ。背面液晶ディスプレーのサイズは3インチ(約92万画素)。

本体サイズは幅147×奥行き74×高さ114mmで、重量は約825g(本体のみ)。



別売オプションとして、無線LANトランスミッターも


なお、本体の発売に合わせて、別売のワイヤレストランスミッター『WT-4』(IEEE 802.11a/b/g対応)も発表された。これは対応カメラで撮影した画像をパソコンに転送するためのアダプターで、1台のパソコンに対して5台のカメラからサムネイル画像を転送することが可能。パソコン側ではそのうちに必要な画像のみを取得するといった使用方法もできる。WT-4を利用してカメラ制御を行なうことも可能で、D3のライブビュー機能を利用して、離れた場所からのリモートビュー/コントロールもできる。

ワイヤレストランスミッター
ワイヤレストランスミッターWT-4。D3でもD300でも利用できる

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