キヤノン(株)は20日、スポーツ/報道カメラマン向けのフラグシップモデルの一眼レフカメラ『EOS-1Ds Mark III』と、エントリーユーザーからハイアマチュア向けの一眼レフカメラ『EOS 40D』を発売すると発表した。EOS-1Ds Mark IIIが11月下旬、EOS 40Dが今月31日に発売する。価格はともにオープンプライス。EOS-1Ds Mark IIIはボディーのみの販売だが、EOS 40Dはボディー単体のほかにレンズキットモデルの販売も予定している。
EOS-1Ds Mark IIIは画像処理エンジン“DIGIC III”を2個搭載することで、『EOS-1Ds Mark II』に比べて約4倍の画像処理能力を実現しているという。35mmフルサイズ(36×24mm)で有効約2110万画素の自社製CMOSセンサーを採用し、最大記録解像度は5616×3744画素。ISO感度は100~1600に対応し、カスタム機能によりISO 50やISO 3200相当に設定することも可能。9種類のホワイトバランスモードのほかに、ユーザーが設定したホワイトバランスを5件まで登録できる。3.0インチのTFTカラー液晶ディスプレー(約23万画素)を搭載しており、液晶ディスプレーにファインダーから見た映像を表示しながら撮影できる“ライブビュー撮影機能”を搭載している。本体サイズは幅156×奥行き79.9×高さ156.6mm、重量は約1210g。
EOS 40Dは有効約1010万画素(総約1050万画素)の自社製CMOSセンサーを採用する。最大記録解像度は3888×2592画素。ISO感度は100~1600。映像エンジンにはEOS-1Ds Mark IIIと同様の映像エンジンDIGIC IIIを1個搭載する。EOS-1Ds Mark IIIと同様の液晶ディスプレーを搭載しており、ライブビュー撮影機能にも対応している。本体サイズは幅145.5×奥行き73.5×高さ107.8mm、重量は約740g。