従来の機能を活用してすばやくスムーズに変換!
ATOK 2006から備わっている機能についても触れておきたい。日本語入力をラクにする代表的な機能を紹介しよう。
独特の略語や珍しい人名など、読みがな通りに入力しても変換できない言葉は、ユーザー辞書に単語を登録すればあとあと便利になるのはわかっているものの、意外と面倒な作業であるためその場しのぎで済ませていた人も多いだろう。「修正学習」機能では、ユーザーの操作を検出して、変換できなかった言葉を面倒な作業なしに単語登録でき、一発で表示可能になるのだ。
携帯電話でも慣れ親しんでいる「推測変換」モードは、初めの数文字を入力すると変換履歴や辞書から推測した変換候補を表示する機能。頻繁に使用する言葉や定番の言葉を効率よく入力できるので時間の短縮にひと役買う。ど忘れして思い出せない単語を入力するときにも有効だ。
また、あらゆる機能を素早く使いこなすには、キーボードショートカットを習得するといい。入力パレットの「カスタマイザ」を起動して、ATOKのキーボードショートカットの割り当てを変更しよう。割り当てたキー操作で検索したり、機能をすぐに呼び出せるので、時間を削減できる。
なお、ATOK 2006で設定したキーボードショートカットをATOK 2007へ移行するには、「スタートアップツール」の「キー・ローマ字の設定を引き継ぐ」にチェックを入れるか、「カスタマイザ」にある「スタイルから読み込み」ボタンから「ATOK19」フォルダーのキーカスタマイズ設定のファイルを指定すればいい。
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