日本エイ・エム・ディ(株)(日本AMD)は12日、秋葉原の“CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)”にて“AMDの夏祭り『兄貴だ!Phenomだ!3.0GHzだ!』”を開催した。イベント内では同社が開発中のクアッドコアCPU“Phenom FX”の動作デモが日本で初めて一般公開され、多くの来場者が詰めかけた。
オープンと同時に会場は大盛況
午前中から30度を超える暑さの中、イベントが開かれたカフェソラーレの前には、オープン前から大勢の人が集まっており、オープンするとたちまち店内は来場者で混雑する状態となった。猛暑の続くお盆休み中ということもあり、来場者の入りが心配されてもいたが、アキバに訪れる人々の最新CPUへの関心の高さが裏付けられた形だ。
12時30分からは、AMDの“兄貴”こと土居憲太郎氏と、パソコンパーツブランド“玄人志向”のイメージキャラクターでもある“サングラス男”氏が、浴衣姿の女性たちと共に、秋葉原のパソコンパーツショップ4店舗を訪問するというイベントが行なわれた。訪問先のショップ店頭ではミニイベントが開かれ、店舗ごとに商品の値引きサービスが行なわれた。例えば“TSUKUMO eX.”店頭では、CPUとグラフィックスカードが10%引きになるチケットを、限定50名に配布といった内容であった。通行人の多い通りに面した店の前などは人だかりができて、「○○が今から1000円引き!」といった声があがるたびに、歓声が沸いていた。
兄貴たち一行がカフェソラーレに戻った後には、AMDのCPUやグラフィックスチップ(GPU)に関連したパートナー企業によるイベントが行なわれた。玄人志向の“Radeon HD 2000”シリーズ搭載グラフィックスカードの紹介では、“実は内気でイベントが苦手”というサングラス男氏のアシスト役として、自称腹違いの弟という新キャラクター“サングラス弟”が登場。軽妙なトークで場を盛り上げた。プレゼントが当たるじゃんけん大会では、Radeon HD 2400 PRO搭載のグラフィックスカードがプレゼントとして披露されて、盛り上がりを見せた。
また、マイクロソフト(株) コンシューマWindows製品部 シニアプロダクトマネージャの森 洋孝氏によるDirect3D 10に関する説明や、(株)市川ソフトラボラトリー 第1営業部/教育事業部 主任の伊藤拓也氏によるデジタル現像ソフト“SILKYPIX”シリーズによるRAW画像現像のテクニックなどの説明も行なわれた。デジタル一眼レフカメラの人気もあってか、SILKYPIXのデモには多くの来場者が熱心に耳を傾けていた。