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ASUSTeK製“P35”搭載マザーのスーパーハイエンド「Blitz Extreme」がデビュー!

2007年08月11日 22時00分更新

文● 増田

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 ASUSTeKの“P35”搭載マザーボードでは最上位モデルといえそうな「Blitz Extreme」の販売が本日から始まった。機能満載のハイエンドモデルだ。

ASUSTeKの“P35”搭載マザーボードでは最上位モデルといえそうな「Blitz Extreme」の販売がスタート。機能満載のハイエンドモデルだ

「Blitz Extreme」の豊富な機能を確認

 ゲーマー向けブランド“R.O.G.”シリーズに属する同製品。さて、なにから説明していこうかと迷うくらい豊富な機能を持っているのだが、ひとまず以下にまとめてみたので参照してもらいたい。

 1.基本的にはヒートパイプを用いたファンレスの冷却機構(冷却用のファンが2基付属)。North-South bridgeと“CROSSLINXコントローラーチップ”を結ぶヒートパイプは、I/O部に設けられたヒートシンクで放熱される。加えてNorth bridgeに用意された水冷用チューブ口にチューブを接続することで、簡単に水冷システムの構築が可能となる“Fusion Block System”を採用する。

 2.従来の“P35”搭載マザーではPCI Express x16+x4構成となるCrossFireだが、x8+x8のCrossFire構成が可能に。これによりグラフィックスデータ転送速度のボトルネックを解消するという“CROSSLINX”テクノロジを採用する。

 3.ブロックノイズを防ぐシールドを装備したという8chサウンドカード“SupremeFX II”が付属する。

 4.CPUのモデルナンバーを選択するだけでオーバークロックを実現する“CPU Level UP”を搭載。

 5.電圧が危険な状態になるとLEDで知らせる“Voltiminder LED”を搭載。

 6.メインの電源回路は8フェーズで別に2フェーズのDDR3メモリスロット用の電源回路を搭載。

 7.従来の“R.O.G.”シリーズではI/Oパネル部に取り付けられていたPOSTコード表示LCDが、外付けタイプとなり前面に引き出し可能。いちいちPOSTコードを確認するためにケース背面を覗く必要がなくなった。

 8.I/O部に“COMSクリア”ボタンを搭載(基板上にもCOMSクリアとリセットボタンは搭載している)。組み込んだ状態でも用意にオーバークロック時の作業がし易くなった。

 と一気にまとめてみたが、「Blitz Extreme」がいかに様々な機能を搭載しているかお分かりのことと思う。もちろん従来の上位モデルで採用されているような、FSBとメモリクロックの比率のバリエーションを増やす“Super Memspeed”テクノロジや基板裏面全体に施された冷却機構“Stack Cool 2”なども採用されている。

拡張スロット

“P35”搭載マザーではx16+x4構成となるCrossFireだが、x8+x8のCrossFire構成が可能に。これによりグラフィックスデータ転送速度のボトルネックを解消するという“CROSSLINX”テクノロジを採用する

Fusion Block System

North bridgeに用意された水冷用チューブ口にチューブを接続することで、簡単に水冷システムの構築が可能となる“Fusion Block System”を採用

SupremeFX II

ブロックノイズを防ぐシールドを装備したという8chサウンドカード“SupremeFX II”が付属

表示LCD

POSTコード表示LCDが、外付けタイプとなり前面に引き出し可能

 今度は主なスペックを確認してみよう。South bridgeは“ICH9R”。拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×3(うち1本は8chサウンドカード“SupremeFX II”専用)、PCI×2、メモリスロットはDDR3 DIMM×4(DDR3-1333/1066/800、最大8GBまで)という構成。またオンボードインターフェイスには、デュアルギガビットイーサネットやIEEE1394、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、eSATA×2(JMicron/JMB363)、IDE×2などを搭載。
 価格はフェイス秋葉原本店で4万2770円、アークで4万2780円、BLESS秋葉原本店で4万2800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで4万2980円、TSUKUMO eX.で4万3480円、高速電脳で4万3800円。安価とまでは言えないが、現在販売されている“P35”搭載マザーボードの中では文句なしの最上位モデルといっても過言ではないスペックとなっている。DDR3専用モデルという点も含めて敷居は高いが、ハイエンド構成で極めるつもりなら選択肢のひとつとして要チェックの製品だろう。

I/O部

I/O部に“COMSクリア”ボタンを搭載

DDR3メモリスロット

メインの電源回路は8フェーズで別に2フェーズのDDR3メモリスロット用の電源回路を搭載する

光るI/Oパネル

“R.O.G.”シリーズお馴染みの光るI/Oパネルも健在だ

【お詫びと訂正】初出時、I/O部にキーボード用PS/2ポートが用意されていないと記載しておりましたが、正しくは用意されております。お詫びして訂正いたします。

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