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まず4ヵ月以内にドコモから対応

日本通信、“携帯メール・ポータビリティ”を提供

2007年08月09日 20時52分更新

文● 永島和夫

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日本通信(株)は9日、“携帯メール・ポータビリティ”を実現するため、すでに接続申し込みを行なっている(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモだけでなく、KDDI(株)、ソフトバンクモバイル(株)についても接続申し込みを行なったと発表した。

同社の示す携帯メール・ポータビリティとは、“ユーザ名@tangomail.jp”というメールアドレスを使い、携帯電話キャリアーを変えても同一のメールアドレスを継続して使用できるようにするもの。同社の説明によると、一般的な携帯電話向けのウェブメールアドレスと違って、携帯電話機のメール機能を使い、現在使われているiモードやEZwebなどのメールサービスとまったく同じ操作で利用ができるものとなるという。

これらのサービスの開始時期について、同社では「携帯電話キャリアー各社との接続が完了した時点で開始する予定だが、ドコモについては4ヵ月以内をめどにサービス開始できるものと想定」と答えている。利用料金については無料としている。tangomail.jpのメールアドレスはユーザー自身が取得する必要がある。

なお同社では、同時に子会社として丹後通信株式会社を本日設立したと発表した。丹後通信が、MVMO(Mobile Vurtual Network Operator:既存の移動体通信業者の無線ネットワークを活用してサービスを提供する仮想移動体通信業者)として携帯電話のメールサービスを提供する。丹後通信の本社は京都府宮津市にあり、地元からの誘致によってこの丹後地方に設立した。日本通信は「MVNO事業モデルによって地域間格差を解消し、地域の活性化の一助となるとともに、全国の通信サービスの活性化を実現していきたいと考えている」と設立の抱負を語っている。

携帯メール・ポータビリティのサービスは、丹後通信のある丹後地域では9月1日から受付を開始し、全国からの受付はウェブサイトにて10月1日から実施するとしている。

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