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1万円を切るエントリー機と、上位シリーズの低容量モデル

オリンパス、USBポートに直差しできるICレコーダー“Voice-Trek”の新モデル2機種を発表

2007年08月09日 16時52分更新

文● 編集部 小林 久

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オリンパスイメージング(株)は9日、ボイスレコーダー“Voice-Trek”(ボイストレック)シリーズの新製品2機種を発表した。価格はオープンプライス。9月7日に発売する。

ともに、ケーブルレスでパソコンのUSBポートに直差しできる“Vシリーズ”の新モデルとなる。『Voice-Trek V-13』は、256MBのフラッシュメモリーを搭載した普及機で、V-11の後継機種となる。予想実売価格は1万円前後。『Voice-Trek V-41』はVoice-Trek Vシリーズの上位機種で、すでに販売されているV-61(2GB)/V-51(1GB)と同等性能の低容量モデル(512MB)。予想実売価格は1万6000円前後。



本体を小型化し、録音時間も4倍になったエントリー機


Voice-Trek V-13

Voice-Trek V-13

Voice-Trek V-13は、従来機種に対して薄型/軽量化が図られており、厚さは10mm(従来は15.1mm)、重さは46g(同54g)となった。録音形式はWMAで、3種類の録音モード(HQ/SP/LP)が選べる。メモリー容量も4倍となっており、LPモード(8kbps)で約69時間、SPモード(16kbps)で34時間、HQモード(32kbps)で17時間35分の録音データが保存できる。ステレオ録音には対応しない。

電源は単4電池1本で、約21時間(アルカリ電池)/約17時間(ニッケル水素充電池)の連続録音が可能。本体サイズは幅37×奥行き10×高さ94.7mmで 重量は46g(電池収納時)。カラーリングはモカブラウン。



上位機にも購入しやすい低容量モデルが登場


Voice-Trek V-13

Voice-Trek V-13

Voice-Trek V-41は、ステレオマイクを内蔵する。機能的にはV-61とV51を継承しているが、内蔵フラッシュメモリーの容量が512MBと少ない。

下位モデルとの違いとしては、雑音の多く入ったソースを再生する際に、ノイズに相当する部分を抽出して低減する“ノイズキャンセル”機能を搭載している点が挙げられる。これは日本電気(株)が開発したもので、携帯電話機などでも利用されている技術だという。

また、音楽プレーヤーとしての利用も想定しており、WMA形式での録音/再生に加え、MP3形式(32k~320kbps)の再生にも対応する。米SRS Labs社の高音質化技術“SRS WOW XT”、4種類のプリセットイコライザー、曲名の日本語表示機能なども搭載している。

録音品質はステレオXQ/ステレオHQ/ステレオSP/HQ/SP/LPの6種類が選べ、最も高音質なステレオXQモード(ビットレート128kbps、サンプリング周波数44.1kHz)で約8時間45分、最も長時間のLPモード(同8kbps、8kHz)で約138時間30分の録音データを保存できる。

電源は単4電池1本で、アルカリ電池を使用した場合、約14.5時間(ステレオSPモード)/約21時間(モノラルLPモード)の連続録音が可能。イヤホンを利用した際の連続再生時間はで約15時間。

本体サイズは幅38.6×奥行き11×高さ94.8mm、重さは47g(電池収納時)。カラーはシルバー。

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