このページの本文へ

2006年06月23日更新

IT英語の落とし穴!? disconnectとterminateはドコが違う?

 エンジニアに馴染み深い英単語に、「disconnect」と「terminate」がある。どちらも「切断」という意味を表す言葉として認識している人が多いことだろう。

 たとえば、Windows2000のエラーメッセージ630「ハードウェア障害のために、モデム(またはほかの接続デバイス)は切断されました」の原文は「The port was disconnected due to hardware failure」。同じくエラーメッセージ629「この接続はリモートコンピュータによって切断されました」の原文は「The data link was terminated by the remote machine」である。

 それにしても、なぜアメリカのWindows2000開発エンジニアは、切断を表現するために2つの単語を用いているのだろうか。それを知るために、disconnectとterminateの意味を「リーダーズ英和辞典」(研究社)で調べてみると……。

disconnect
 …の連絡[接続]を断つ、分離する、…の電源を切る
terminate
 終わらせる、…の最後を締めくくる、[限界、境界]をなす

 何と、terminateのどこにも切断の意味など含まれていないではないか。そこで、改めてエラーメッセージ630を読み返すと、この文章が説明しているのはネットワークがdisconnect(切断)されたという状況であり、原因については「ハードウェア障害」という抽象的な説明しかなされていない。一方、エラーメッセージ629は、ネットワークへの接続がterminate(終了)した原因がリモートコンピュータからの要求であったことを説明している。つまり、同じ切断であってもdisconnectの場合は原因不明、terminateの場合は原因を特定しやすい状況にあるのだ。

disconnect…の連絡[接続]を断つ、分離する、…の電源を切る/terminate終わらせる、…の最後を締めくくる、[限界、境界]をなす

 さあ、disconnectとterminateの違いが分かったエンジニアが、次に取る行動とは何か──。terminateされた場合は、何らかの原因によってネットワークやアプリケーションの終了処理が行なわれたケースが多いので、落ち着いて推理すれば解決は近いだろう。一方、disconnectされたということは、単に「切断したよ」と告げられたに過ぎない。したがって、いつ終わるとも分からない「切り分け(原因の特定作業)」を行なう覚悟をしなければならない。

Illustration:Aiko Yamamoto

キャリア連載バックナンバー
今さら聞けないIT英語

記事一覧へ >>

採用を勝ち取る転職必勝マニュアルバナー

おすすめ連載

組み込み系エンジニア特集

今さら聞けないIT英語

エンジニアライフ

資格試験対策

プロマネ・スキル

ビジネススキル

独立起業事例集

キャリア・コーナー紹介