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ファミリー層を意識しつつも本格的な撮影要求も満たすHDDカム

【レビュー】Everio GZ-HD3

2007年08月14日 20時00分更新

文● 原 一浩((株)エフエックスビイ/Design Wedge)

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日本ビクター(株)から今年3月に発売された“Everio”(エブリオ)『GZ-HD7』( 関連記事)は、フルHD(1920×1080ドット)で記録が可能という魅力的な製品であったが、筐体が大きく、四角いレンズフードがプロっぽい無骨さを醸し出し、“カメラ好き”向けという印象があった。それに対して、今月上旬に同社より発売された『GZ-HD3』(関連記事)は、GZ-HD7の開発で培ったノウハウを活かし、よりファミリー向けにカスタマイズされた製品となった。撮影解像度は1440×1080ドットになっているものの、フルハイビジョンのHDDカメラとして先陣をきってリリースされたGZ-HD7の流れを受け継いだモデルと聞けば、いやがおうでも期待は高まる。

本体サイズが小さくなって使いやすさが向上

レンズフードもなくなり、すっきりとした印象を受ける“Everio”『GZ-HD3』

レンズフードもなくなり、すっきりとした印象を受ける“Everio”『GZ-HD3』

『GZ-HD7』にあったビューファインダーも省略されている

『GZ-HD7』にあったビューファインダーも省略されている

GZ-HD7よりも小さくて軽量化されたため、持ちやすくなっている

GZ-HD7よりも小さくて軽量化されたため、持ちやすくなっている

GZ-HD7に比べると本体が小さくなり、幅82×奥行き145×高さ75mmというサイズになった。このサイズは、GZ-HD7のようなハイエンドクラスの数字ではなく、従来のSD(通常のテレビ放送と同等)画質の“HDD Everio”と同程度だ。重さも、750gから660g(グリップベルト、バッテリ含む)へと軽くなり、長時間の撮影もしやすくなっている。また、グリップ部分は、つや消しの処理が行なわれており、汚れが目立ちにくく、ホールドしやすいという仕様になった。

“Everio”『GZ-HD7』の主なスペック
製品名 GZ-HD7
撮像素子 1/5インチ57万画素CCD×3
有効画素数 動画43万画素×3、静止画53万画素×3
レンズ 動画撮影時:光学10倍ズーム、f=3.2~32mm(35mmフィルムカメラ換算時:42.2~422mm)、F1.8~2.4
動画撮影時:光学8倍ズーム、f=4.0~32mm(35mmフィルムカメラ換算時:48~384mm)、F1.9~2.4
記録フォーマット 動画:MPEG-1/2
静止画:JPEG
HDD容量 60GB
動画記録時間 XP(VBR最大30Mbps):約5時間
SP(VBR最大22Mbps):約7時間
1440CBR(CBR27Mbps):約5時間
液晶ディスプレー 2.8インチTFT、約20.7万画素
外部記録メディア SDメモリーカード(SDHC対応)
インターフェース USB 2.0、HDMI、コンポーネント出力、AV出力、i.LINK(IEEE 1394)、マイク入力
連続撮影時間 約1時間25分(付属バッテリー使用時)
本体サイズ 82(W)×145(D)×75(H)mm
重さ 約575g(本体のみ)


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