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バックアップソフト

レビュー:Indelible II データバックアップ

2007年08月08日 13時00分更新

文● 栗原亮

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「Time Machine」を先取り! 機能満載の隠れた名ソフト


altname 【SPEC】
開発/販売元●アイギーク(株) 価格●7560円(パッケージ版)、5250円(ダウンロード版)
http://www.igeekinc.com/

対応システム●OS X 10.2.8以上 対応機種●PowerPC 、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
バックアップソフトは、トラブルが起こるその日まで目立たず休まず裏方に徹することに意味がある。その点でこのソフトは合格だ。


「Indelible II データバックアップ」は、シンプルなインターフェースのバックアップソフト。大事な写真やメールなどのデータを、手軽に外付けドライブやCD/DVDメディア、ネットワークボリュームに保存できる。

Indelible 2
「クイックバックアップ」メニューから、登録したバックアップセットを即座に選べる。標準では2種類だが「新規バックアップ設定」で自分の目的に応じたセットを追加しておくといい

 今バージョンでは、2回目以降のバックアップ時間を短縮する「すぐにスタート」機能を搭載した。これはOS X 10.4の「ファイルシステムイベント」を利用して、変更のあったファイルのみを監視し、バックアップ前のスキャン時間を短縮するもの。

Indelible 2
新旧バージョンで容量27GBのホームフォルダーをバックアップすると、2回目で大きく差が出た。前バージョンでは変更ファイルを探すフルスキャンに時間がかかっている

 OS X 10.3以前のマシンでは機能しないのは残念だが、その効果は絶大だ。

 バックアップの方法は、不可視ファイルも対象にしてブート可能なボリュームのコピーもできる「クローン」、過去の状態を残して履歴を管理する「バージョン付きバックアップ」、バックアップ元/先の双方向を最新状態に保つ「同期」から選択可能。バージョンで管理しておけば、「リストア」メニューから任意のバックアップ状態に復元できるため、誤って削除したり、編集・保存してしまったファイルも取り戻せる。

Indelible 2
「バージョン付き」を選ぶと更新されたファイルの既存バックアップを削除せず不可視領域に退避し、古いバージョンも同時に保存するので過去の状態に復元できる。保存するバージョン数に制限はなく、「プレファレンス」メニューの「バックアップ」タブで保存する数の上限を任意に指定可能

「プレファレンス」メニューの「フル/差分オプションを利用可能にする」をオンにすると、フルバックアップ/差分バックアップといった方法も選べる。

 オプションで細かくバックアップのソースやルールをカスタマイズできるが、画面がやや難解で説明が少なく中・上級者向き。とはいえ、定期的にバックアップするためのスケジュール機能や、ハードディスク接続時といったイベント発生時にバックアップを開始する機能など、使い込むほどにユーザーの細かな希望に応えた柔軟な運用が可能だ。

Indelible 2
スケジュール機能では曜日や日時による指定のほか、発生したイベントに応じてバックアップを実行できる。電源オフの状態からでもバックアップは作動する

(次ページに続く)

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