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ソニー、HDMI Ver1.3a対応のマルチチャンネルインテグレートアンプを発売

2007年08月07日 21時15分更新

文● 編集部 若林健太

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ソニー(株)は7日、HDMI Ver1.3aに対応し、新たに“ドルビーTrueHD”“DTS-HDマスターオーディオ”のストリーム伝送に対応したマルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5300ES』を10月20日に発売すると発表した。価格は23万1000円。

TA-DA5300ES

TA-DA5300ES

TA-DA5300ESは、ソニー製マルチチャンネルインテグレートアンプとして初めて家電向け映像/音声インターフェース規格の最新版であるHDMI Ver1.3aに対応。HDMI Ver1.3aで新たに伝送可能になる“ロスレスコーデック”を高音質にデコードするため、音声に有害なジッターが発生しにくいという“低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン”を搭載した。

また、2006年8月に発表された『TA-DA3200ES』(関連記事)で採用されていた“広帯域アナログパワーアンプ”を改良した“広帯域アナログパワーアンプII”を搭載している。これは、パワーアンプの帯域を広げて、位相変化が発生し始める周波数をより高い帯域に移動することで位相変化の影響を抑える働きをするもの。具体的には、配線材の排除と基板保持方法の改善によって電気的安定度と機構的剛性が向上し、パワーアンプ単独の周波数特性を150kHzに高めたという(システム全体の周波数特性は最大100kHz)。

さらに、部屋の音場を2点マイクとテストホーンで測定し、高精度かつ高速に補正する自動音場補正機能“D.C.A.C.(Digital Cinema Auto Calibration)”において、部屋の中央を測定するだけで広いリスニングエリアで効果が得られるという“ペアマッチング技術”を新たに搭載した。そのほかの機能としては、入力映像信号を1080pまでアップスケールする“アップスケーリング機能”も搭載している。

周波数特性は10Hz~100kHz(±3dB)。定格出力はフロントが120W+120W、センターが120W、サラウンドが120W+120W、サラウンドバックが120W+120W。インターフェースは、映像入力がHDMI×6(音声入力を兼ねる)、コンポーネントビデオ×3、Sビデオ×5、コンポジットビジオ×5。映像出力がコンポーネントビデオ×1、Sビデオ×2、コンポジットビデオ×2。音声入力が光デジタルオーディオ入力×6同軸デジタルオーディオ入力×6、アナログステレオオーディオ入力×11、7.1ch対応アナログステレオオーディオ入力×1。音声出力が光デジタルオーディオ×1、アナログステレオオーディオ出力×3、7.1ch対応アナログステレオオーディオ×1、ヘッドホン端子×1を装備する。

本体サイズは幅430×奥行き430×高さ175mm、重量は約17.0kg。消費電力は300W。

SS-F6000、SS-B1000、SS-CN5000

外側から、SS-F6000、SS-B1000、SS-CN5000(中央)

SS-W3000

SS-W3000

併せて、同社はトールボーイ型スピーカー『SS-F6000』、センタースピーカー『SS-CN5000』、ブックシェルフ型スピーカー『SS-B1000』、アクティブサブウーファー『SS-W3000』を10月20日に発売する。価格は順に、2万6250円、1万1550円、8400円、2万6250円。

SS-F6000は最大入力が180Wのトールボーイ型スピーカー。周波数帯域は40Hz~50kHz。本体サイズは幅215×奥行き261×高さ950mm、重量は約12.2kg(1個につき)。SS-CN5000は最大入力が150Wのセンタースピーカー。周波数帯域は85Hz~50kHz。本体サイズは幅400×奥行き216×高さ170mm、重量は約4.8kg。SS-B1000は最大入力が120Wのブックシェルフ型スピーカー。周波数帯域は80Hz~50kHz。本体サイズは幅170×奥行き186×高さ255mm、重量は約2.9kg(1個につき)。SS-W3000は最大出力が180Wのアクティブサブウーファー。本体サイズは幅360×奥行き421×高さ425mm、重量は約16kg。

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