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元祖“筋トレ”マシーンを突撃取材

ビリーバンドもいいが、ブルワーカーも使え!

2007年08月10日 22時13分更新

文● マッスル伍長(ITマリーンズ)

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全力じゃダメだ! 70%の力でやれ!


 ブルワーカーに対する知識はほとんどゼロ。そんなお前らのために、実戦形式でブルワーカーの使い方をレクチャーするぞ!

これ1本で全身くまなく鍛えることができる

 ブルワーカーは、棒状の本体に2本のバネが内蔵されているトレーニング器具だ。まずは棒の両端をゆっくりと押していけ(写真左)。胸の筋肉がパンッパンッにはちきれそうだろう? 続いてベルトを引っぱれば、肩から首にかけて三角筋と僧坊筋がボッコリと隆起していくのが分かる(写真右)。

 おい、そこのタフガイ! 力まかせにやればいいってもんじゃないぞ!

 普通、筋トレと言えば、重いダンベルを全力で上げ下げすることを思い浮かべるだろう。しかしブルワーカーは、筋肉に力を入れたまま動かさない、“アイソメトリック”というトレーニングを主に行なう。

 具体的には、70%の力を込めて、7秒間その姿勢をキープするというものだ。怪我をしにくいのが特徴なので、貧弱な坊やでも安心だな!



プロが認める効果


 「効果に関してはケルベル博士の姿がすべてだ! 以上!!」

懐かしの広告

 と言いたいところだが、頭でっかちのお前らにもう少し詳しく説明してやろう。アイソメトリックは、決して眉唾の理論ではない。1953年にドイツで生み出されたもので、筋トレの世界では今や一般的なトレーニング理論のひとつだ。

 例えば、読売ジャイアンツはニ軍のトレーニングにブルワーカーを使っていたことがあり、中畑清選手王貞治選手もブルワーカーで鍛えていたという話だ。

 まあ、「1日5分」というのはあくまで広告文句にすぎない。トレーニングが進むと、プログラムを終えるのに30分以上かかるようなメニューもこなさなければならない。実はブルワーカーは、中身の濃いトレーニングなのだ。


【まめ知識】アイソメトリックを愛した男

ブルワーカーを使ったわけではないが、同じ理論であるアイソメトリックトレーニングを好んだ男がいる。カンフーの達人、ブルース・リーだ!

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