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ユーザーがアーティストをより身近に感じられるSNSが登場

バイアコム、ケータイ向けMTVブランドSNS“myMTV”を本日開始

2007年08月01日 20時29分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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バイアコム インターナショナル ジャパン(株)は1日、エム・ティー・ヴィー・ジャパン(株)(MTVジャパン)が提供する音楽専門チャンネル“MTV”(エムティーヴィー)ブランドとしては世界初となる、ケータイ向け無料SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)“myMTV”(マイエムティーヴィー)(http://mymtv.jp/)を本日開始したと発表した。対応する携帯電話機は、携帯電話3キャリアーの3G携帯電話機

myMTV

米MTV社のスローガン“I want my MTV”から“myMTV”と命名

myMTVは、音楽と深く結びつきがある“MTVならでは”のSNSだという。具体的には、アーティストをオフィシャルユーザーとして参加させることで、一般ユーザーがアーティストをより身近に感じることができる。参加した一般ユーザーは、アーティストと“myフレンド登録”をすることで、アーティストが発信する日記や動画コメントをリアルタイムに閲覧できる。

コンテンツ

浦浜アリサさんのmyMTVページでは、プロモーションビデオが閲覧できる。フレンド登録をすることでこういったコンテンツも身近に楽しめる

SNSのmyページでは、自分の音楽の趣味などを書き込めるプロフィールが用意され、40種類を超えるページスキンも用意する。

また、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMA携帯電話機用に、動画とmyMTVが同時に閲覧可能なiアプリを提供する。このiアプリを利用することで、動画再生画面とウェブ閲覧画面をワンタッチで切り替えられるほか、上下に分割表示させることも可能。

myページ

自分のプロフィールを表示できる“myページ”ではスキンを変更することで自己表現ができる。画面で表示されていたのは“ビーバス&バットヘッド”

上下

NTTドコモの端末では専用のiアプリを利用することで、上下の画面に動画とウェブサイトを表示できる

そのほか、NTTドコモの動画対応端末では、“ビーバス&バットヘッド”や“ウサビッチ”など、MTVで人気の動画コンテンツが再生できる。

ウサビッチ

会場の外で愛嬌を振りまく“ウサビッチ”。ウサビッチとは、ロシアの監獄で暮らす2匹のウサギ“キレネンコ”と“プーチン”を取り巻くドタバタコメディーだ

お詫びと訂正:記事掲載当初、動画コンテンツの名称が誤って記載されておりました。正しくは“ビーバス&バットヘッド”になります。関係各位にお詫びするとともに訂正いたします(2007年8月2日)。


同日、同社は東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルに報道関係者を集め、myMTVに関する記者説明会を開催した。

MTVの番組などで活躍中のVJ、浦浜アリサさんが司会を務めるなか、バイアコム インターナショナル ジャパン 代表取締役社長 兼MTVジャパン 代表取締役社長兼CEOのピーター・ブラード(Peter Bullard)氏、バイアコム インターナショナル ジャパン デジタルメディア事業本部 本部長/シニア バイスプレジデントのトニー・エリソン(Tony Elison)氏、デジタルメディア事業本部 モバイル部 バイスプレジデントの鈴木貴歩(すずきたかゆき)氏が出席した。


モバイルはMTVの戦略でも中核となっている

ブラード氏

バイアコム インターナショナル ジャパン 代表取締役社長 兼MTVジャパン 代表取締役社長兼CEOのピーター・ブラード氏

MTVジャパンの社長も兼任するブラード氏は、「myMTVによって、“アーティストが音楽ファンと直接つながることができる”“若者たちに自分たちの居場所を提供することができる”“広告に向けて新たな方法を提供できる”」といった3つのポイントを挙げ、「モバイルはMTVの戦略の中で中核となっており、既存のビジネスを論理的に進化させたものである」と語った。

MTVの“M”をモバイルの“M”に

エリソン氏

バイアコム インターナショナル ジャパン デジタルメディア事業本部 本部長/シニア バイスプレジデントのトニー・エリソン氏

エリソン氏は、同社が2年間にやってきたモバイル向けコンテンツを紹介し、「今回のmyMTVはこの2年間のモバイル向け戦略の結晶である」と述べた。その上で「MTVの“M”は、モバイルの“M”にもしたい」と語った。

また、エリソン氏は「ケータイは現在、もはや通話だけをするものではない」と語り、HSDPAによる高速データ通信の普及やパケット定額サービスの充実などから、ケータイで動画を毎日見ているユーザーは多く、「動画時代を予感させている」と説明した。

お詫びと訂正:記事掲載当初、トニー・エリソン氏の所属部署および役職を誤って記載しておりました。正しくはデジタルメディア事業本部 本部長になります。関係各位にお詫びするとともに訂正いたします(2007年8月2日)。

ユーザーとアーティストの双方にメリットあり

鈴木氏

デジタルメディア事業本部 モバイル部 バイスプレジデントの鈴木貴歩氏

鈴木氏は、myMTVにおいて、「ユーザーとクリエイターのそれぞれが身近に感じられたり、ユーザー側は自己表現の場に、アーティスト側は情報発信の場としてのメリットがある」と説明した。また、ユーザーが自由に動画をアップロードできる点については「ストリーミング配信のため保存できず、ケータイからのみのアップロードになるため、違法な動画がアップロードされにくい」などの対策をした上で、「投稿動画の24時間365日監視により、最大限努力していく」と説明した。


曲は移動中に作ることが多いです

KREVAさん

HIP HOPアーティストのKREVAさん

また、立ち上げ時のオフィシャルユーザーとして名を連ねるHIP HOPアーティストの“KREVA”(クレバ)さんがスペシャルゲストとして登場。VJの浦浜アリサさんとのトークセッションでは、「実は(デジタルに詳しくない)アナログ人間なんです」と告白しながらも、MTVの全面協力のもと「面白いものができそうだ」とmyMTVに対する期待を語った。

自身の曲作りについては、「移動中に書いたりするものがほとんど。移動中の出来事をそのまま歌にしてしまったり」などと語った。

浦浜アリサさん

MTV VJの浦浜アリサさん

撮影

myMTVの自身のページに載せるため、トーク中にもパチリ

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