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松下、AVCHD規格対応のSDメモリーカード記録ビデオカメラ3機種を発売

2007年08月01日 16時45分更新

文● 編集部 若林健太

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松下電器産業(株)は1日、AVCHD規格に対応したデジタルビデオカメラの新製品として、SDメモリーカードを記録メディアとする『HDC-SD5』『HDC-SD7』と、世界で初めて(2007年8月1日現在、同社調べ)SDメモリーカードとDVDの両方に対応したという『HDC-SX5』の3製品を発表した。発売日は、HDC-SD5とHDC-SX5が8月25日、HDC-SD7が9月8日。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格はHDC-SD5とHDC-SX5が14万円前後、HDC-SD7が15万円前後。

HDC-SD5

HDC-SD5

HDC-SD7

HDC-SD7

HDC-SX5

HDC-SX5

今回発表された3機種は、いずれも今年4月に発表された『HDC-SD3』『HDC-DX3』(関連記事)と同様、1920×1080ドットのフルハイビジョン記録が行なえる撮影素子“テルニオン3CCD HD”を搭載(ただし撮影素子は1/4インチから1/6インチに小型化されている)しながら、小型軽量化を図ったのが特徴。HDC-SD7については、本体質量290g(バッテリーとSDメモリーカードを含めた重量は約350g)と、1080i方式のデジタルハイビジョンビデオカメラとして世界最軽量(1日現在、同社調べ)を実現したという。一方、HDC-SD5は、HDC-SD3に比べて体積を約80%、本体重量を約79%に縮小。HDC-SX5も、HDC-DX3に比べて体積を約80%、本体重量を約79%に縮小している。

撮影補助機能としては、手ぶれ検出回数が毎秒約4000回の“次世代光学式手ブレ補正(アドバンスドO.I.S)”を搭載。画像のぶれをHDC-SD3/HDC-DX3に比べて約3分の1に低減したという。また、撮影シーンに応じて映像コントラストを人間の視覚に近づけて補正する“コントラスト視覚補正”機能も搭載する。これは一画面を複数のエリアに分割してそのエリアごとの輝度情報を検出することにより、明るすぎる部分は明るさを抑え、暗すぎる部分は明るくなるよう補正するもの。さらに、録画を始める3秒前までの映像を常時保存しておけるという“プリREC”機能も新たに搭載している。

記録時間は、記録画素数が1920×1080ドットの“HGモード”(ビットレート約13Mbps)の場合、8GBのSDHCカードに約1時間20分、4GBでは約40分の録画が可能。HDC-SX5のみSDHCカードに加えて8cmDVDディスクへの記録が可能で、HGモードではDVD-RAM(両面)で約28分、DVD-R DLで約26分の録画が可能。HDC-SX5ではMPEG-2での記録も可能で、その場合の記録時間はDVD-RAM(両面)で最長約150分、DVD-R DLでは最長約138分の録画が行なえる。

撮影素子にはいずれも有効52万画素×3の1/6インチCCDを採用。レンズは光学10倍ズームレンズ(35mm換算/動画・静止画撮影時ともに42.9~429mm)。最低照度は5ルクス(シャッター速度1/30秒)。

液晶ディスプレーは約30万画素の2.7インチワイド液晶ディスプレーを採用。HDC-SX5のみ、ファインダーとして約18.3万画素の0.44インチワイドカラービューファインダーを装備する。インターフェースはコンポジットビデオ出力、D3出力、HMDI出力、アナログステレオオーディオ出力、USB 2.0(Hi-Speed対応)などを搭載する。

本体サイズ/撮影時重量(バッテリー、SDメモリーカードを含む)は、HDC-SD5が幅65×奥行き135×高さ67mm/約400g、HDC-SD7が幅52×奥行き87×高さ110mm/約350g、HDC-SX5が幅84×奥行き152×高さ94mm/約660g。電源は付属ACアダプターまたはバッテリーパックを利用する。連続撮影時間/実撮影時間は、HDC-SD5/HDC-SD7が付属バッテリーパック『VW-VBG130-K』で約1時間25分/約55分。HDC-SX5でファインダーを使用してSDメモリーカードに記録した場合、付属バッテリーパック『VW-VBG260-K』で約2時間45分/約1時間40分。液晶ディスプレーを使用してSDメモリーカードに記録した場合、約2時間35分/約1時間35分。

動画のパソコンへの取り込み/外部メディアへの書き出し/簡易編集には、付属ソフト『HD Writer 2.0J for SX/SD/DX』を利用する。対応OSはWindows Vista(Business、Enterpriseを除く)/XP Home Editon SP2/XP Professional SP2/2000(SP4以上)。

Class6の8GB/4GB SDHCカードも発表

左から順に、RP-SDV08GK1K、RP-SDV04GK1K、RP-SDM04GK1K

左から順に、RP-SDV08GK1K、RP-SDV04GK1K、RP-SDM04GK1K

併せて同社は、SDカードアソシエーションが規定するデータ転送速度の最低速度を保証する規格“SDスピードクラス”が“Class 6”(毎秒6MB以上)のSDHCカード2製品と、“Class 4”(毎秒4MB以上)のSDHCカード1製品を9月15日に発売すると発表した。ラインナップは、Class 6で容量が8GBの『RP-SDV08GK1K』、Class 6で4GBの『RP-SDV04GK1K』、Class 4で4GBの『RP-SDM04GK1K』の3製品。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格はRP-SDV08GK1Kが3万円前後、RP-SDV04GK1Kが1万5000円前後、RP-SDM04GK1Kが8500円前後。

データ転送速度は、読み出し・書き込みともにRP-SDV08GK1KとRP-SDV04GK1Kが毎秒20MB、RP-SDM04GK1Kが毎秒10MB。本体サイズは幅32×奥行き24×高さ1mm、重量は約2g。

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