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石井裕の“デジタルの感触”

石井裕の“デジタルの感触”

人とビット(デジタル情報)、アトム(物理世界)をシームレスに接続する「タンジブル・ビット」。本連載では、横軸に「タンジブル・ユーザー・インターフェース(TUI)」研究の軌跡、縦軸に人とテクノロジーの関わり方をとり、日々考えていることをエッセイとして綴りたい。

2008年02月10日 12時03分更新

文● 石井裕(MITメディア・ラボ教授)

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  • Macintoshを通じて視る未来

    2008年02月10日 12時03分

    最終回   Macintoshを通じて視る未来

    私の愛機はMacである。Mac一筋の人生になってから、はや20年が経過した。Macに出会う前は、短い間だったが同じくアップル製の「Lisa」が私の側にいてくれた。

  • 私のヒーロー

    2008年02月03日 22時34分

    第29回   私のヒーロー

    私のヒーローは、ダグラス・エンゲルバートである。彼が存在しなかったら、自分自身も存在しなかっただろうと思うほど、自分にとってかけがえのないヒーローなのである。

  • テレビの未来

    2008年01月26日 14時37分

    第28回   テレビの未来

    私の家にはテレビがない。普通の人から見るととても奇異に映るらしいが、テレビを持たない理由は、単純にその必要性を強く感じないからである。

  • 表現と感動:具象と抽象

    2008年01月20日 16時58分

    第27回   表現と感動:具象と抽象

    デジタルの「意味」を考えるときには、メディア自体の持つ絶対的価値ではなく、そのメディアを通して表現・伝達されたコンテンツが、どれだけの「感動」を受け手の心に与えたかを測ることが大切だと考える。

  • アンビエントディスプレー

    2008年01月13日 01時01分

    第26回   アンビエントディスプレー

    「アンビエントディスプレー」は、タンジブル・ビットの研究から生まれた新しい情報表示装置の流れだ。

  • 切り捨てることの対価

    2008年01月06日 17時11分

    第25回   切り捨てることの対価

    ベルクロテープでPowerBook G4のスクリーン裏側に外付けハードディスクを起動デバイスとして装着する方法──編集部とのやり取りの中で、これには思わぬ落とし穴があることがわかった。

  • 多重マシン生活者の環境シンクロ技法

    2007年12月29日 21時10分

    第24回   多重マシン生活者の環境シンクロ技法

    私が出演した番組の放映後、たくさんの反響が電子メールで直接寄せられた。PowerBook G4のスクリーン裏側に装着されている「デバイス」は何か、また「そろばん」のように見えたものは何だったのか……

  • 「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演を振り返る

    2007年12月22日 20時37分

    第23回   「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演を振り返る

    ご覧になった方も多いかもしれないが、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で取り上げていただく機会に恵まれた。

  • ニューヨークの共振周波数

    2007年12月16日 16時26分

    第22回   ニューヨークの共振周波数

    '06年の暮れに、ニューヨークへ足をのばした。ボストンからアムトラックで約4時間、到着したニューヨークのペン駅周辺は、折悪く大規模なデモ行進でひどくごった返していた。

  • ロンドンの科学博物館で見た過去と未来

    2007年12月10日 03時51分

    第21回   ロンドンの科学博物館で見た過去と未来

    インペリアル・カレッジのキャンパス隣には、私があこがれ続けていたロンドン科学博物館がある。この出張の機会に、3〜4時間かけて科学博物館を見て回ることにした。

  • アトムのスピード、ビットのスピード

    2007年12月03日 01時32分

    第20回   アトムのスピード、ビットのスピード

    ここのところ出張が続いている。2006年11月は中旬に日本出張から戻り、時差ボケを直す間もなく翌週にギリシャに出かけた。

  • 東京のスピード、ネットのスピード

    2007年11月24日 22時59分

    第19回   東京のスピード、ネットのスピード

    2006年10月30日から2週間、東京に出張した。ハードなスケジュールだったものの、東京という都市の効率性を改めて認識できた。

  • ベネチア・ビエンナーレ

    2007年11月18日 02時35分

    第18回   ベネチア・ビエンナーレ

    2006年の9月初旬、イタリアはベネチアに飛んだ。第10回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展へ「SandScape」を出展するために。

  • 思考とツールのインピーダンス・マッチング

    2007年11月11日 01時41分

    第17回   思考とツールのインピーダンス・マッチング

    長いMacとの付き合いの中で、最も使い込んだ考えるためのツールは、前回紹介したドローソフト「MacDraw」ともうひとつ、「Acta」というアウトラインプロセッサーである。

  • 視考のツール「MacDraw」

    2007年11月05日 16時52分

    第16回   視考のツール「MacDraw」

    「Visual Thinking」(視考)は、30年にわたる私の知的生産活動を支えてくれた、最も重要な思考の技術である。「視ること」「描くこと」「考えること」──この3つが三位一体であるという点が、視考の根底を流れ...

  • Macintoshの「美学」

    2007年10月28日 16時10分

    第15回   Macintoshの「美学」

    MITメディア・ラボのHCI研究を少し離れて、今回はMacintosh誕生以来の忠実かつ熱狂的なユーザーである筆者の思うところを、自由に述べてみたい。

  • アイデア表現のメディアとしてのタンジブル

    2007年10月21日 05時19分

    第14回   アイデア表現のメディアとしてのタンジブル

    コンピューターの発明以前から人類がアイデアの表現手段として慣れ親しんできた物理的なアナログ・メディアに、デジタルの機能を織り込んだ「Tangible Media」(タンジブル・メディア)の役割について論じたい。

  • 思考の道具としてのコンピューター

    2007年10月13日 06時08分

    第13回   思考の道具としてのコンピューター

    「思考の道具としてのコンピューター」──これは、ハワード・ラインゴールドの名著「Tools for Thought」(邦題「思考のための道具」)を背景にした言葉である。

  • 絵の具を作る人、絵を描く人

    2007年10月07日 11時22分

    第12回   絵の具を作る人、絵を描く人

    「私作る人、僕食べる人」──これは確か30年以上も昔、日本のインスタント食品のテレビコマーシャルに使われたキャッチコピーで、男女同権を推進するグループから家事労働分担のあるべき姿に逆行すると厳しい批...

  • ビジョン駆動のデザイン

    2007年10月01日 01時23分

    第11回   ビジョン駆動のデザイン

    米国コンピューター学会(ACM)のSIGCHIに代表されるヒューマン・インターフェース研究の分野では、それまでの技術主導のデザインに対する反動として、ユーザー中心のデザイン(User-Centered Design)の重...

  • 独創の追求

    2007年09月22日 05時38分

    第10回   独創の追求

    すべての新しいアイデアには、そのルーツとなった既存のアイデアが存在する。

  • オリジナルであること

    2007年09月16日 21時23分

    第9回   オリジナルであること

    我々が創造的な仕事をしていくうえで最も大切なこと──それは、オリジナリティーに対する固執、未来を見つめ続けること、そして先人たちの偉業を振り返り自分の踏破した距離を確認することだ。

  • 透明なインターフェース

    2007年09月09日 21時17分

    第8回   透明なインターフェース

    連載第3回「混迷するユビキタスの未来」において、本来の意味を十分理解されないまま、日本でトレンディーな宣伝文句として濫用されている「Ubiquitous(ユビキタス)」について憂いを述べた。

  • デジタルの命を持つ粘土と砂

    2007年09月01日 22時45分

    第7回   デジタルの命を持つ粘土と砂

    子供のころ、砂場で砂まみれになりながら時間が経つのも忘れて遊んだ記憶が、誰にでもあるだろう。そして幼稚園や小学校で、粘土をこねて新しい形を作り上げる喜びの記憶も……。

  • タンジブル・ワークベンチ

    2007年08月29日 22時04分

    第6回   タンジブル・ワークベンチ

    我々MITのタンジブル・メディア・グループはその限界を超えるため、物理的(タンジブル)な表現と、例えばビデオ・プロジェクションが織りなす「デジタル・シャドウ」といったインタンジブルな表現をシームレスに...

  • 入出力一体型タンジブル・ユーザー・インターフェース

    2007年08月11日 23時40分

    第5回   入出力一体型タンジブル・ユーザー・インターフェース

    物理的な実体を備え、直接触れて操作できるデジタル情報──前回はこの「タンジブル・ビット」の基本定義と特徴を紹介したが、今回からは具体的なデザイン例を順次紹介したい。

  • タンジブル・ビット:ビットとアトムを融合する新しいUI

    2007年08月06日 17時08分

    第4回   タンジブル・ビット:ビットとアトムを融合する新しいUI

    今回は、この連載で幾度となく登場しているタンジブル・ビットの定義と特徴をあらためて紹介しようと思う。

  • 混迷するユビキタスの未来

    2007年07月29日 21時11分

    第3回   混迷するユビキタスの未来

    「ユビキタス」の文脈は今ひどく混迷している。「至る所にある」という辞書的な意味が転じて、日本のメディアでは「いつでも・どこでも」ネットアクセスできる多機能モバイル・コンピューティングという意味で使わ...

  • 永訣の朝 肉筆原稿

    2007年07月21日 21時51分

    第2回   永訣の朝 肉筆原稿

    「Tangible Bits(タンジブル・ビット)」というコンセプトを生み出した背景には、現在のデジタルメディアに欠如している身体性に関する根本的な問題意識が横たわっていた。このことを強く感じさせてくれることに...

  • 原点としてのそろばん

    2007年07月15日 23時51分

    第1回   原点としてのそろばん

    私が初めてデジタルの感触を知ったのは、2歳のときだった。いま思うとあのとき既に、私は現在の研究テーマである「Tangible Bits(タンジブル・ビット)」の基本的着想を得ていたのかも知れない。

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