このページの本文へ

回転数/電力調整も!OS上からソフトウェア制御が可能な電源ユニットが近日登場!

2007年07月28日 23時42分更新

文● 増田

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Gigabyteの電源ユニット「ODIN GT_550W」のサンプル版がアークに入荷している。付属のソフトウェアにより、Windows上から電源各種のデータをモニタリングおよび調整可能というユニークな製品だ。

Gigabyteの電源ユニット「ODIN GT_550W」のサンプル版。付属のソフトウェアにより、Windows上から電源各種のデータをモニタリングおよび調整可能というユニークな製品だ

 いわゆる、今流行の着脱式ケーブルを採用する同製品だが、電源ユニット本体からはメインケーブルのほかにマザーボードのヘッダピンへ接続するUSBデータケーブルが延びている。このUSBデータケーブルを接続したうえで付属のソフトウェアをPCにインストールすると、「パワーチューナー」と呼ばれるモニタリングおよび制御画面が現れるという。
 ここでは使用中の電力消費はもちろん、電源ユニットが搭載する140mm角のファン回転数やその他の1基のファン回転数、任意の場所に取り付けた温度センサーによる4箇所の温度、電圧/電流などがモニタリング可能。さらに、温度によるファンの回転数の設定やアラーム機能、加えて+12V/+5V/+3.3V各ラインの電力調整も可能というオーバークロッカーには見逃せない機能も備えている。

電源ユニット本体からはメインケーブルのほかにマザーボードのヘッダピンへ接続するUSBデータケーブルが延びている

付属のソフトウェア。電源ユニットが搭載する140mm角のファン回転数やその他の1基のファン回転数、任意の場所に取り付けた温度センサーによる4箇所の温度、電圧/電流などがモニタリング/調整可能となる

 搭載する140mm角ファンはブルーLEDで発光する仕組みで、こちらも点灯のON/OFFが制御画面から変更可能。オール日本製コンデンサ採用の本体は、ラインナップが出力550Wの「ODIN GT_550W」のほか出力800Wの「ODIN GT_800W」も用意されており、アークによる予価は前者が1万7800円、後者が2万8800円。発売は8月中旬を予定しているという。少なくとも、日本の電源ユニット市場ではほぼ無名といっても過言ではないGigabyteの製品だが、ヒットの予感が漂う製品といえそうだ。

温度センサーやUSB外出しケーブルなどが付属。+12V/+5V/+3.3V各ラインの電力調整も可能というオーバークロッカーには見逃せない機能も用意される

【関連サイト】

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中