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デジタル指紋って? 角川専門チャンネルとは?

角川とYouTubeの協業は、何を生み出すか

2007年07月27日 23時15分更新

文● 広田 稔(編集部)

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Q 角川側では、このツールのテストをいつから始める?

A すでに運用を始めており、8月中にはテストを終了させたい。ツールが実運用にたえるということが分かれば、24時間のパトロール体制を整える


Q 「角川が著作権侵害にあたらないと認定した自社のアニメや映画などについては、利用者が自由に視聴できるようにする」という報道もあったが。

A 基本的に、あらかじめ著作権者に許諾をとって掲載しているコンテンツであれば、著作権管理ツールで見つけても削除しない

 著作者から削除要請が出ているコンテンツであれば、ユーザー側がアレンジして作った、いわゆる“MAD作品”のようなものでも削除対象にはなる。

 角川グループでは、ユーザーがコンテンツを楽しむと同時に、クリエーターや著作者の権利保持/利益拡大を推進できるような、新たな動画共有モデルの確立を目指している。

 このためにはユーザー側の楽しみ方を一方的に奪うのではなく、将来的には角川側が著作者に許可をとってビデオなどの素材をユーザーに提供し、それを元に何らかのコンテンツを作ってもらうという構想もある。

 しかし、現状では著作権管理ツールのテストが最優先。その後、PRページの作成にとりかかったうえで、状況を見てこうした素材を提供するサービスが展開できるかどうかを考える。


Q 国内では“ニコニコ動画”において不正アップロードと思われる動画が多数投稿されているが、何か対応策を考えている?

A いろいろな企業と話し合いをしているが、現時点で具体的な企業名などの詳細は明かせない。


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