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借りて、見て、分かった ソコのソコまで真っ黒だ!

【フォトレビュー】Let'snote R6 ジェットブラックモデル

2007年07月27日 09時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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Let'snote R6ジェットブラックモデル

Let'snote R6の通常モデル(左)と“ジェットブラックモデル”(右)

松下電器産業(株)は、松下ネットワークマーケティング(株)の直販サイト“マイレッツ倶楽部”の限定モデルとして、『Let'snote R6 ジェットブラックモデル』を8月1日に数量限定で発売する。当初は今月14日に発売予定だったが、当初の想定以上に注文が殺到したため、「製造に必要な部材の確保不足」を理由に発売日の延期が発表されていた(関連記事)。今回、そのジェットブラックモデルを借用できたので、従来の『Let'snote R6』(シルバー筐体)と比較しながらフォトレビューをお届けする。

元々Let'snote Rシリーズでは天板のカラーバリエーション展開が行なわれていたが、今回のジェットブラックモデルキーボードパームレストも、さらにはタッチパッド部分まで黒いパーツに変更されている(タッチパッド周りのボタンはガンメタリック)。このジェットブラックモデルを開発した理由について同社広報担当者に聞いたところ、「お客様より天板以外のパーツを含めたカラーコーディネートの要望をいただくようになった」ためだという。中でも「最も要望の高いブラック」が最初に選択されたというわけだ、今後の展開についても「お客様のご意見を伺いながら、検討を進めていきたい」との回答を得たので、ジェットブラックモデルが好評であれば第2弾、第3弾のカラーバリエーションの登場が期待できるかもしれない。

天面

ジェットブラックモデル(上)と通常モデル(下)の天面

底面

同じく底面。メモリー装着部のカバーやゴム足に至るまで、黒に変更されていることが分かる

アンケートの結果

ASCII.jpで実施したアンケートの結果。Let'snote R6のカラーバリエーションの中では、この“ジェットブラックモデル”がダントツに人気で、次いで天板の“ブラックストーン”が好評のようだ

ちなみに、ASCII.jpが今月14日から20日に実施したアンケートで、Let'snote R6のカラーバリエーションのうちどれが好みか聞いてみたところ、ジェットブラックモデルが最も人気が高く(21.3%)、次いでカラー天板の“ブラックストーン”(8.2%)となり、“レッドベリー”“プラチナライト”“シルバーフェザー”“ホワイトエアー”が各7.5%で続く。パソコンの天板は、ユーザーにとって“第二の顔”とも言える大事な部分であり、落ち着いた黒を選ぶ方が多いようだ。

キーボードの比較

キーボードの比較

ジェットブラックモデルのキーボード

ジェットブラックモデルのキーボード。Windowsキーが白抜きになっていたり、Let'snote特有のリング状のタッチパッドのカラーが変更されているなど、細部を見ると違いがよく分かるだろう

シルバーモデルのキーボード

通常のシルバーモデルのキーボード

この黒塗装は部品製造時点から専用のカラーリングが施されている。そのため、万一ジェットブラックモデルを使っていてネジが外れてなくしてしまったり、外装が壊れてしまった、塗装がはがれてしまったといった場合でも、同じ黒の部品に交換修理が可能だという。Let'snote R6は1kgを切る軽量なモバイルノートだけに、会社や家庭のデスク上だけでなく、外に持ち出して使う機会も多いはず。そんなアクティブなパソコンユーザーも安心して使えるというわけだ。

本体左側面

本体左側面。PCカードのカバーも黒いパーツに置き換えられている

本体右側面

本体右側面。LAN端子やモデム端子も黒い部品に置き換えられているが、USB端子だけは白のまま。ちょっと目立ってしまう気がする

本体右後方

よく見るとネジ山も黒に染め上げられている

ところで、撮影していて気づいたのだが、USB端子は一般的な端子と同様に白くなっている。バッテリーもネジ山さえも黒で統一しているのだから、どうせならUSB端子も黒に統一すればよかったのでは? と同社に聞いてみたところ、「USB端子を本体色と同色にすることで判別しづらくなり、誤挿入の恐れもあると考え、安全性、作業性を考慮し、インターフェース部分のカラーはあえて標準モデルより変更しておりません」とのことだった。確かにUSB端子は上下を間違えて差そうとするミスはよくあるので、黒いボディーでさらに黒いUSB端子だと、ピンがどっちに付いているのか見分けにくいかもしれない。

本体前面

本体前面の比較。細かいところでは、無線LANのオン/オフを切り替えるスライドスイッチや、液晶パネルを開くためのレバーも黒い部品になっている

本体背面

本体背面。天板を黒にした場合、下部の筐体やバッテリーはシルバーのままだが、ジェットブラックモデルでは黒のバッテリーと組み合わせられる

今回撮影のために借用した機材を編集部の面々にも見せてみたが、おおむね通常のシルバーより好評だった。ただ、「どうせ黒にするならピアノフィニッシュ(光沢のある表面仕上げ)にすればよかったのに」という声も聞かれた。確かにジェットブラックモデルはつや消しのマットな仕上がりで、これは「様々なビジネスシーンを想定して、落ち着いた質感のあるマット仕上げを採用しました」とのことだったが、なるほどピアノフィニッシュのツヤツヤテカテカなLet'snote R6というのも見てみたい気がする。次のバリエーションモデルに期待したいところだ。


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