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キヤノン初のHDD搭載ハイビジョンビデオカメラが登場!

2007年08月01日 13時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は1日、記録媒体として40GBのHDDを搭載したハイビジョンビデオカメラ『iVIS HG10』発表した。9月上旬発売で価格はオープンプライス。想定実売価格は14万円前後となる。

HG10

HG10

HG10は同社初となるHDD搭載ビデオカメラ。1.8インチHDDに最長15時間(高画質モードで5時間30分)のビデオを記録できる。撮影解像度は最大1440×1080ドット(1080i)で、記録方式は“AVCHD”となる。

また、幅約81×奥行き129×高さ75mmという本体サイズは、(HDD内蔵ビデオカメラで)“国内で入手できるものでは最少”だという。重量は約505g(本体のみ)。

撮像素子には有効207万画素(動画撮影時)の1/2.7インチ CMOSセンサー(約296万画素)を採用し、RGB原色フィルターの配列はデジカメなどでよく使われる“ベイヤー配列”となっている。他社のハイビジョンビデオカメラでは有効画素数を稼ぐために、独自の配列を採用するものが増えているが、その場合は色再現性が低くなる。その点、HG10はベイヤー配列を採用することで、忠実な色再現が可能になるという。そのほか、高感度撮影に対応しており、明るさ3ルクスの環境でも撮影できる。

光学ズームは10倍まで可能。さらに外測センサーによる測距と、レンズを通して測距する“TTL-AF”方式組み合わせることで、急にパンしても、中央の被写体に高速かつ正確にピントを合わせることができるという。

静止画撮影はminiSDカードのみに記録が可能(動画をminiSDカードに記録することはできない)。静止画撮影時の有効画素数は16:9のワイド撮影モードで約207万画素、4:3の通常撮影モードで約276万画素となっている。

液晶ディスプレー部分

液晶ディスプレー部分

ディスプレーの液晶パネルは2.7インチワイドで、パネルの横には“クイックセレクトリング”と呼ばれる操作ダイヤルを配置。ダイヤルを回転させることで、動画選択などが迅速に行なえるという。

HDDは“耐衝撃ダンパー”と呼ばれるゴム素材を上下に配置。また万が一カメラが落下した場合に、センサーが落下状態を検知してヘッドを退避させる“磁気ヘッド退避システム”を搭載する。さらに撮影中に落下した場合は、ヘッドが退避してHDDに書き込めない状態になるが、その際はHDDではなくバッファメモリーに記録するため、映像は録画され続ける

映像出力端子としてミニHDMI端子を搭載。またUSB 2.0ポートも搭載しており、付属ソフトで映像の取り込みが行なえる。付属ソフトはコーレル(株)のビデオ編集ソフト“Corel Application Disc”と、オリジナルのバックアップユーティリティーとなる。そのほかマイク端子も実装しており、指向性ステレオマイクなどのオプションも装着できる。

付属品一覧

付属品一覧

付属バッテリー(BP-2L13)での連続撮影時間は、液晶ディスプレー使用時で約110分(ファインダー使用時は115分)。

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