業界全体に広がる監視の目
日本アフィリエイト・サービス協会による発表のほかにも、アフィリエイトを利用した迷惑行為に関する監視の仕組みは確実に増えつつあります。例えば、スパム的なメールマガジン(メルマガ)を防ぐ仕組みも用意されています。
皆さんは、懸賞サイトなどに登録した自分のメールアドレスが、販売業者によって売買されているという事実をご存知でしょうか? これは懸賞などに応募する際、「今後、第三者による広告やメールマガジンを配信してもいいか」といった文章でユーザーの許諾を得て集めたもので、メルマガを配信するユーザーに売ること自体は特に違法ではありません。
メルマガでアフィリエイトを行なっているアフィリエイターはこのアドレスのリストを購入し、そのアドレス宛に自分のメルマガを配信するわけですが、その際、問題になるのが、複数のスパム的なメールマガジンに無差別に登録するアフィリエイターがいるということ。なぜ問題になるかと言えば、アドレスを買ったアフィリエイターは、基本的に購入時に申請したメルマガにしか、そのアドレスを登録できない決まりになっているからです。
そこで、こうしたメールアドレス販売業者の間でも、販売時に監視用のアドレスを混ぜて納品し、不正な登録があった場合にはそれ以降の取引の拒否や購入者への連絡用メールで違反者の情報を公開するなどの対策を講じ始めています。
不正の抑止が求められる理由
迷惑行為によって安易に大きな報酬の獲得が可能で、その上、何のおとがめもナシとなれば、そうした行為が拡散してしまうのは必然の流れ。しかしそれでは、業界全体のイメージが失墜し、業界内を回る資金も逃げ、結局誰も稼げないという状況に陥ってしまいます。
今回紹介したような対策が講じられることで健全な方向へ舵を取る努力は、アフィリエイトというシステムを成長させる上で必要不可欠な努力なのでしょう。
筆者紹介──伊藤理絵
フリーライター。個人でもネットで気軽に稼げるオイシイ話を24時間体制でウォッチング。自分でも参入できそうな話があれば是非あやかりたいと業界事情にだけは詳しくなりましたが、本業が忙しくてなかなか実行に移せない毎日です。
*次回は8月1日掲載予定














