(株)サードウェーブは25日、デジタルコンテンツクリエイター向けのパソコンとして、プロフェッショナル向けの『Prime Raytrek』(プライム レイトレック)と、エントリーモデルの『Prime Raytrek debut!』(プライム レイトレック デビュー!)を本日発売したと発表した。B.T.O.に対応しており、最小構成価格はPrime Raytrekが13万9980円、Prime Raytrek debut!が13万4980円。
今回発表された2機種は、B.T.O.でOpenGLアクセラレーター機能を持つグラフィックスチップ『ATI FireGL V3350』や『NVIDIA Quadro FX 4600』(Prime Raytrekのみ)などを搭載したグラフィックスカード8種類の選択も可能となっているのが特徴。ただし、Prime Raytrek debut!は『NVIDIA Quadro FX 1500』搭載カードなど4種類となる。また、長寿命で連続稼動に適するという“日本製105度コンデンサー”を使用した米Sea Sonic社の電源(Prime Raytrekは550W、Prime Raytrek debut!は400W)と、データ書き込み時の安定性に優れるという米Seagate Technology社のHDD“Barracuda(バラクーダ) ES”シリーズを採用して、作業時の安定性を重視した設計になっている。さらに、CPUには米インテル(Intel)社のFSB 1333MHzのデュアルコアCPUを採用し(B.T.O.でクアッドコアCPUの選択も可能)、FSB 1066MHzのCPUに比べて3Dレンダリングやリアルタイムプレビューを行なうときのパフォーマンスを向上させたという。
そのほか、B.T.O.のメニューとして、Prime Raytrekでは、アニメーションスタジオ“STUDIO 4℃”のクリエイターが採用したパソコンと同スペックの“spec.Studio4℃”を選択可能。Prime Raytrek debut!では、今月15日に開催されたイベント“Genius Party Extra”でSTUDIO 4℃の“VJチーム”が利用したパソコンと同スペックの“spec.Studio4℃ VJ's”が選択可能となっている。
Prime RaytrekとPrime Raytrek debut!の違いとしては、電源やマザーボードの形式(Prime RaytrekがATXマザーボード、Prime Raytrek debut!がMicro ATXマザーボードを搭載)など。また、Prime RaytrekはHDDエンクロージャーを搭載しており、ケースを開けることなくHDDの装着が行なえるという特徴がある。HDDは4台まで搭載可能(Prime Raytrek debut!は2台)。
2機種の主な仕様は以下の通り。
- Prime Raytrek
- CPU:Core 2 Duo E6550-2.33GHz|
メモリー:DDR2-667 1GB(1GB×1、最大8GB)|
グラフィックス:Intel G33 Expressチップセット内蔵|
HDD:320GB|
光ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|
ディスプレー:付属せず|
ネットワーク:10/100/1000BASE-T Gigabit Ethernet
サイズ:幅198×奥行き508×高さ440mm| OS:オプション(Windows Vista/XP、Windows XP Professional x64 Editionが選択可能)
最小構成価格:13万9980円から - Prime Raytrek debut!
- CPU:Core 2 Duo E6550-2.33GHz|
メモリー:DDR2-667 2GB(1GB×2、最大8GB)|
グラフィックス:Intel G33 Expressチップセット内蔵|
HDD:320GB|
光ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|
ディスプレー:付属せず|
ネットワーク:10/100/1000BASE-T Gigabit Ethernet
サイズ:幅188×奥行き420×高さ368mm| OS:Windows Vista Home Premium
最小構成価格:13万4980円から