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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第12回

オレネコ、ノラネコ、みんなのネコ

2007年07月25日 01時00分更新

文● 荻窪圭 (猫写真家)

ネコと人間が共生していく、現代社会のひとつの回答


 地域ネコというのは、ノラネコ問題に対するひとつの回答

 ネコ好きなら「ノラネコが多少いても問題はない」と思うかもしれない。けれども、人口密度が高い都市部ではノラネコが庭にふんをするとか、発情期の声がうるさいとか、やたらエサをあげる人・ネコを捨てる人がいて増えすぎてしまうという問題がある。かといって、「ネコは屋外に出すな」「ノラネコは全部つかまえて殺してしまえ」というのもひどい話だ。

 だったら、“その地域全体のネコ”ということにして、ボランティアがちゃんとエサをやり、健康管理や避妊をして増えすぎないようにする。子ネコが増えちゃったら里親を探し、それによってできるだけ地域住民に迷惑をかけないようにして、人とネコの共存を図りましょうと。

 そんな感じで捉えていいんじゃないかと思う。

水を飲む地域ネコ
公園の水道で水を飲むネコ。このネコもピアスをしてるので避妊されているのがわかる(2006年4月撮影 キヤノン『IXY Digital 800IS』)


地域ネコに理解を


 世話をするボランティアは個人レベルの場合もあるし、ボランティア団体のこともあるし、NPO法人にしているところもある。

 まだ地域ネコという概念は一般に浸透してるわけじゃないし、曖昧なところもあるけれけど、ノラネコとして放置しておくよりはずっといいし、ところどころで安心してくつろいでるネコを見かけるとネコ好きとしてはとても心が癒される。ネコ好きの方もネコ嫌いの方も人とネコが街で共存するための取り組みとしてみなさまご理解を。

 ちなみに今うちで飼っているのは、ノラネコだか地域ネコだかが産んでしまった子ネコを引き取ったネコです。

地域ネコのお知らせ地域ネコのお知らせ。捨てネコや虐待の禁止などの看板とともに、そこにいる地域ネコが写真付きで掲示されていた
保護された捨てネコ
近所の獣医さんに保護されていた捨てネコ。このあと無事里親は見つかったんだろうか(2006年4月撮影 ソニー『Cyber-shot H5』)

筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪さん

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は7月31日掲載予定

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