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ラトック、最大6ディスプレーを実現できるUSBマルチディスプレーアダプターを発表

2007年07月19日 15時31分更新

文● 編集部 橋本 優

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ラトックシステム(株)は19日、USB接続のマルチディスプレーアダプター“REX-USBDVI”を7月下旬に発売すると発表し、都内で説明会を実施した。標準価格は1万5800円(税別)となる。

『REX-USBDVI』

『REX-USBDVI』

REX-USBDVIDVI-Iインターフェース×1(HDCP非対応)を搭載するディスプレーアダプターで、1台のパソコンに最大6台のREX-USBDVIを接続してマルチディスプレー環境を構築することができる。また、付属の変換アダプターを使用することでアナログディスプレー(アナログRGB)との接続も可能となる。USBバスパワーで動作し、ACアダプターは不要。

REX-USBDVI4台を接続し、4ディスプレー環境を構築

REX-USBDVI4台を接続し、4ディスプレー環境を構築。右下では動画を再生している

表示モードは、プライマリーのモニターと同じ画面を表示する“ミラー”モードと、すべてのディスプレーを1つのデスクトップ領域として使用し、マルチディスプレー環境を実現する“拡張モード”の2種類を用意。ただし、本製品のみでマルチディスプレー環境を構築することはできず、必ずパソコン本体のグラフィック機能と、その映像を出力するモニターが必要となる。

記事掲載当初、“コピー”モードと表記していましたが、正しくは“ミラー”モードです。訂正し、お詫びいたします。(7月19日)

REX-USBDVIのユーティリティー画面。ショートカットによるモニター間のカーソル瞬時移動といったことも設定可能

REX-USBDVIのユーティリティー画面。キーボードショートカットによるモニター間のカーソル瞬時移動といったことも設定可能

REX-USBDVI1台につき、DVI出力で最大1600×1200ドット(ワイドディスプレーの場合は1680×1050ドット)、32bitカラーの表示が可能。DVDクオリティー程度の動画の再生も可能なほか、“Direct X 9”に対応している。ただし3Dゲームに関しては、表示は可能だがゲームとして楽しめるほどの描画パフォーマンスは保証できないという。

なお、REX-USBDVI1台につきパソコンのメインメモリー50MBを消費するため、6台接続すると300MBのメインメモリーを消費することになる。また、CPUにも負荷がかかるため、同社では6台接続する場合はCore Duo(1.6GHz以上)程度のCPU、1GB以上のメインメモリーを動作条件としている。

Vista用ドライバ(ベータ版)では、2つのモニターにまたがっての動画再生が可能だった

Vista用ドライバ(ベータ版)では、2つのモニターにまたがっての動画再生が可能だった

対応OSはWindows Vista/XP SP2/2000 SP4となっている。Vistaに関しては現在ドライバーを開発中で、製品出荷時においては“Aero”には非対応となり、動作モードもミラーモードのみの使用となる。ただし、XPや2000のドライバーでは不可能な、2画面にまたがった動画の再生も可能になる見込みで、将来的には複数のディスプレーにわたって1つの動画を表示する、といったことも可能にしたいという。

なお、今回の説明会では、パソコンにシリアルポートを増設できるExpressカードコンパクトフラッシュカードといった製品が参考出品されていた。

Expressカード 34対応のシリアルポート(RS232C)アダプター『REX-EX60』。9月下旬発売予定で価格は1万2800円(税別)の予定

Expressカード 34対応のシリアルポート(RS232C)アダプター『REX-EX60』。9月下旬発売予定で価格は1万2800円(税別)の予定

CFカード型のシリアルポートアダプター『REX-CF62』。こちらはRS232Cポートを2つ搭載する。9月発売予定で価格は2万4800円(税別)の予定

CFカード型のシリアルポートアダプター『REX-CF62』。こちらはRS232Cポートを2つ搭載する。9月発売予定で価格は2万4800円(税別)の予定

Expressカード 34/54対応のPCカード(Type-II、CardBus対応)アダプター『REX-EXS50』。9月発売予定で価格は2万4800円(税別)の予定

Expressカード 34/54対応のPCカード(Type-II、CardBus対応)アダプター『REX-EXS50』。9月発売予定で価格は2万4800円(税別)の予定

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