チップセットに“nForce 560”を採用するSocket AM2対応のマザーボード「K9N Neo-F V3」がMSIから登場した。“nForce 560”といえばAMDの新型プラットフォーム“AM2+”への対応をうたうBiostar「TF560 A2+」(未発売)でも採用されていたチップセットだ。
“nForce 560”を採用する製品が発売となったのは、今回が初めて。以前こちらでもお伝えした“AM2+”への対応をうたうBiostar製マザーボード「TF560 A2+」でも採用されていたが、こちらはサンプル版の展示に留まっており発売には至っていない。
“nForce 550”の上位モデルにあたるメインストリーム向けとされるチップセットで、NVIDIA SLIのサポートもない“nForce 560”のため、登場した「K9N Neo-F V3」もシンプルなスペックとなる。フォームファクタはATX。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3という構成で、メモリはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667/533、8GBまで)。オンボードインターフェイスには8chサウンド(Realtek/ALC888)やギガビットイーサネット(Realtek/RTL8211BL)、Serial ATA II×4(RAID 0/1/5)、IDE×1などを搭載する。
価格はアークで1万1480円、ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.で1万1880円。ちなみにマニュアルやウェブサイトの製品情報では、将来的に“AM2+”への対応をうたう記述などは確認できなかった。