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下り300Mbpsの次世代ハイスピード回線

NTTドコモ、“Super 3G”の実証実験を開始

2007年07月13日 18時41分更新

文● 永島和夫

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは13日、現在のW-CDMA(3G)を進化させた“Super 3G”システムの実証実験を今月開始したと発表した。下り最大300Mbpsの伝送速度を目指すとしている。

Super 3Gは、現在の高速データ通信規格“HSDPA”や“HSUPA”を進化させた3Gの長期発展型で、さらにその先の4Gの導入も見込んだ方式となっており“3.9G”とも呼ばれている。伝送速度は下り最大約300Mbps、上り最大約80Mbpsとしている。

Super 3Gの実験では、新たに開発した試作装置を用いて室内伝送実験を実施する。目標となる下り最大300Mbpsは、送信と受信にそれぞれ4本のアンテナを使った“MIMO伝送”機能で実現する見込みだが、当初はアンテナ1本ずつの基本性能確認から開始するという。

その後、2つの基地局を使ったハンドオーバー実験や、音声、画像伝送、ゲームなどの各種アプリケーションにおける実用性や有効性も検証するという。

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