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操作系をデジタル一眼レフカメラと統一

キヤノン、80GBのフォトストレージ『MEDIA STORAGE M80』を発売

2007年07月13日 18時14分更新

文● 編集部 若林健太

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キヤノンマーケティングジャパン(株)は11日、同社のデジタル一眼レフカメラ“EOS DIGITAL”シリーズと共通のユーザーインターフェースを採用した80GB HDD内蔵フォトストレージ『MEDIA STORAGE(メディアストレージ) M80』を今月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は8万円前後。

MEDIA STORAGE M80

MEDIA STORAGE M80

MEDIA STORAGE M80は、メニューボタンや拡大縮小ボタンなどのレイアウトをEOS DIGITALシリーズと統一したのが特徴。液晶ディスプレーには3.7インチVGA(640×480ドット)解像度のTFT液晶ディスプレーを搭載する(sRGB、Adobe RGBには非対応で、表示色数は非公開)。液晶ディスプレーの輝度は280cd/m2、視野角は上下左右ともに160度。写真の拡大表示/縦横自動回転/スライドショー再生にも対応する。また静止画のほか、音楽や動画の保存・再生も可能(詳細は後述)。読み書き可能なメモリーカードは、SDメモリーカード(SDHC対応)/MMC/CF(Type I/II)/マイクロドライブ。

耐衝撃機構として、本体ボディーには耐衝撃性に優れるマグネシウム合金を採用。内蔵の1.8インチHDDは衝撃を和らげるため両サイドをゴムカバーで覆っている。データ漏えい防止の機能として、パスワードによりすべての操作のロックが可能である。

バッテリーパックは、キヤノン(株)のデジタルカメラ『EOS 5D』(関連記事)や『EOS 30D』(関連記事)と同じリチウムイオンバッテリー『BP-511A』を利用するため、これら2機種とバッテリーパックや充電器の共用が可能(本機にはバッテリーパック/充電器が1個ずつ付属する)。また、本機はワイヤレスファイルトランスミッター『WFT-E2』を介して、『EOS 1D Mark III』(関連記事)の外部記録メディアとしても利用できる。その場合は、EOS 1D Mark IIIと接続したWFT-E2に、本機をUSB経由で接続する。

対応するファイル形式は、静止画がJPEG/TIFF/RAW(一部を除くキヤノン製デジタルカメラのみ対応。対応機種の一覧は同社ウェブサイトの製品紹介ページを参照)。動画はMotion JPEG(簡易再生のみ)、MPEG-1/-2/-4。音楽はMP3/WAVEに対応する。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed対応)のほか、映像・音声出力端子(出力端子は独自形式)を1系統装備する。PictBridgeにも対応。本体サイズは幅139.5×奥行き33.5×高さ80.5mm、重量は約370g(バッテリーパック込、メモリーカードを除く)。連続使用時間は、静止画のスライドショー再生が約3時間21分(同社測定値、以下同)、動画の連続再生時間が約2時間35分。

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