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東芝、120Hz駆動に対応した液晶TV“REGZA リミテッドエディション H3300”を発表

2007年07月11日 17時57分更新

文● 編集部 小西利明

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(株)東芝は11日、液晶テレビ“REGZA”(レグザ)シリーズの新製品として、残像感を低減する120Hz駆動技術を搭載した“REGZA リミテッドエディション H3300”(以下H3300)シリーズ2製品を発表した。価格はオープンプライス。

“REGZA リミテッドエディション H3300”シリーズ

“REGZA リミテッドエディション H3300”シリーズ『52H3300』(左)と『46H3300』

H3300シリーズは、今年4月に発表された録画用HDD内蔵液晶テレビ“REGZA H3000”シリーズ(関連記事)の上位に当たる地上/BS/110度CSデジタル放送対応液晶テレビである。パネルサイズが52V型(52インチワイド)の『52H3300』と、46V型の『46H3300』がラインナップされている。パネルの解像度はいずれも1920×1080画素のフルHD解像度となっている。

H3300シリーズでは、映像処理回路“新メタブレイン・プロ”を機能強化して、毎秒60コマ(60Hz)のデジタル放送映像を120コマに倍増(120Hz駆動)したうえ、動き予測やリアルタイムの映像解析を駆使した補間フレーム生成を行なう“フルHD・モーションクリア回路”を搭載。120Hz駆動によって、液晶特有の残像感を低減した映像表現を可能としている。

また、新たにグラデーション部分の階調表現を最大64倍に強化する“階調クリエーション”機能を搭載。“10bit駆動フルHD液晶パネル”と従来からある階調表現強化機能“魔方陣アルゴリズム・プロ”と組み合わせることで、最大で1万6384階調(RGB各14bit)までの表現が可能となり、なめらかな映像表現が可能となっている。液晶パネル側もバックライトの変更などにより、従来のH3000シリーズと比べて色再現域が112%拡大している。

300GBの内蔵HDDを使った録画機能は、H3000シリーズと同等である。地上デジタル放送なら約28時間の録画が可能なほか、視聴中の番組のタイムシフト視聴も行なえる。地上デジタル放送チューナーと地上アナログ放送チューナーをそれぞれ2台内蔵し、2番組同時表示や裏番組録画も可能である(BS/110度CSデジタル放送チューナーは1台のみ)。またeSATA対応外付けHDDの接続に対応しており、外付けHDDへのデジタル放送録画や、内蔵HDD内の録画番組を外付け側にムーブする機能を備える。

価格はオープンプライスで、発売日は7月20日の予定。予想実売価格は52H3300が62万円前後、46H3300が52万円前後となっている。主な仕様は以下のとおり。

52H3300の主な仕様
画面サイズ:52V型|解像度:1920×1080画素|チューナー:地上デジタル放送チューナー×2、地上アナログ放送チューナー×2、BS/110度CSデジタル放送×1
主な端子類:HDMI入力(1080p対応)×2、D4入力×1、アナログRGB入力(D-sub 15ピン)×1、S2ビデオ入力×2、ビデオ入力×3、10/100BASE-TX LAN、eSATAポート
サイズ:幅128.0×奥行き39.0×高さ84.7cm|重量:49.1kg|消費電力:385W(リモコン待機時 0.4W)
46H3300の主な仕様
画面サイズ:46V型|サイズ:幅113.2×奥行き35.2×高さ76.3cm|重量:38.0kg|消費電力:359W(リモコン待機時 0.4W)|それ以外の主な仕様は52H3300と同等

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