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グーグル、リアル書籍の内容を検索できる“Googleブック検索”のサービスを開始

2007年07月05日 15時15分更新

文● 編集部 小林 久

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グーグル(株)は5日、書籍の全文を検索できる“Googleブック検索”(http://books.google.co.jp/)のサービスを開始したと発表した。

Googleブック検索
Googleブック検索

Googleブック検索は、海外では“Google Book Search”と呼ばれているサービスで、出版社などから提供された書籍や雑誌を同社のデータベースに登録し、その内容をインターネット上で参照できる。また、その出版物を実際に購入できるECサイトや、貸出可能な図書館などへのリンクを示すといった機能も持っている。

国内では昨年5月から、パートナーとなる出版社を募ってきたが、今週からβ版として一般ユーザーへの公開を本格的に始めたという。

Googleブック検索ではプレビュー機能として、書籍の全文が参照できる“全文表示”、検索語句に対応したページの前後数ページが参照できる“部分プレビュー”、検索語句の前後の文章のみを抜粋して表示する“スニペット表示”、書名、著者名、ページ数など基本的な情報のみを示す表示方法(プレビューなし)――の4種類が用意されている。

検索画面
検索画面
内容のプレビュー画面
内容のプレビュー画面

これらのうちどの形態で表示されるかは、著作権の状態や版元が指定した公開範囲によって決まる。パートナーとなる出版社は、検索結果の下側に“AdSense”(アドセンス)に似た広告スペースが設けられており、そこから広告収入を得られる。また、自社のキャンペーンサイトに誘導することもできる。

全文表示に対応した書籍に関しては、PDF形式でパソコンのローカルに保存したり、内容のプリントアウトにも対応する。また、販売数やページビューなどの実績に応じてグーグルが選別した有力な書店サイト(日本で言えば、Amazon.co.jpや紀伊国屋書店BookWeb)へのリンクや、自分の居住地域にある書店をGoogleマップを使って表示する機能なども持つ。これらは、右側のサイドバーにまとめられている。

本日グーグル本社で行なわれた記者説明会には、米グーグル(Google)社からコンテンツ・パートナーシップ ディレクターのジム・ガーバー(Jim Gerber)氏とプロダクト・マネージメント・ディレクターのアダム・スミス(Adam M.Smith)氏が出席した。

ジム・ガーバー氏 アダム・スミス氏
ジム・ガーバー氏アダム・スミス氏

説明会の中で、スミス氏は「Google Book Searchは、“さまざまな情報を見つけやすくする”Googleのミッションの中でも、重要なプロジェクトのひとつである」と改めて強調。「すでにデジタル化されているコンテンツだけではなく、オフラインの情報も効率よくウェブ上で検索するシステムを作っていかなければならない」と話した。

ガーバー氏は、米国の例を引き合いに出しながら、少部数でも効率的に販売が行なえた例や、ページの表示から実際の販売に結びつく機会(コンバージョンレート)の増大など、出版社側にもメリットがあるサービスであることを強調した。プロモーション活動や、店頭に並びにくくなった死に筋の商品の情報をユーザーの元に的確に届ける上でも、Google Book Searchは有効だという。

なお、グーグルとパートナーシップを結んでいる出版社の数や、参照できる出版物の点数などの情報に関しては未公開。いずれにしても現状ではサービスの認知を高める段階であり、全世界の書籍に占める日本語の書籍はほんの数パーセントであるという。

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