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日本HP、タッチディスプレー搭載のフォトプリンターを発表

2007年07月18日 11時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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日本ヒューレット・パッカード(株)は18日、4.8インチのタッチパネルディスプレーを搭載したコンパクトフォトプリンター『HP Photosmart A628 Compact Photo Printer』を発表した。発売日は8月2日で、同社直販サイト“HP Directplus”での価格は2万4990円。

『Photosmart A628』

『Photosmart A628』

A628は、2006年10月に発表された『HP Photosmart A616 Compact Photo Printer』(関連記事)の後継機種。操作ボタンのほとんどがタッチパネルディスプレーに置き換えられており、物理的なボタンは電源ボタンぐらいしかない。パネルのサイズは4.8インチだが、写真の表示領域は中央の3.5インチ分で、写真の左右には操作アイコンが並ぶ。アイコンに指、または付属のスタイラスでタッチすることで、操作メニューにアクセスすることができる。

写真に対してフォトフレームやクリップアートの付加が本体操作のみで行なえるほか、スタイラスで手書き文字を入力したり、ソフトウェアキーボードで英数字を入力することができる(キーボードからのかな入力には非対応)。

そのほか、写真の左右両端を横方向に引き伸ばし、逆に中央部分を縮めることで、被写体をスリムに見せる“スリミング”や、モノクロ、セピア、アンティーク調といった色調変換も可能。さらに赤目除去や補正処理などを自動で行なう“Real Life”テクノロジーも搭載する(自動補正はオフにすることも可能)。

用紙はL判、L2判、ハガキ、10×15cm、10×30cmサイズに対応。また、A628はA616と比較して、印刷速度が10%ほど高速化されており、同社の測定によると、A616ではL判1枚あたり78秒かかっていたが、A628では65秒に短縮されたという。

各種メモリーカードメディア(コンパクトフラッシュ、メモリースティック、メモリースティック Duo/Pro Duo、SDメモリーカード、MMC、xDピクチャーカード)からの直接印刷に対応しているほか、PictBridge対応のUSB端子も搭載し、デジカメの写真はもちろん、外付けHDDなどに保存された画像も印刷できる。さらにA628では新たにMacintoshフォーマットの“iPod”にも対応し(従来はWindowsフォーマットのみ対応)、iPodに保存された画像の印刷も行なうことができる。

A616の本体カラーリングは白とベージュというシンプルなものだったが、A628では黒とミントグリーンというやや派手なカラーリングに変更されている。

インクカートリッジとバッテリー(別売り)はA616と同じものを利用できる。バッテリー駆動時はL版で75枚まで印刷可能。ちなみに付属のインクカートリッジは市販品(HP 110)よりもインクの量が少なく、L判で約30枚程度の印刷しかできない。このため、同社はインクカートリッジとのセット購入を勧めている。

本体背面の給紙トレーや前面の排紙トレーを閉じると、このような持ち運びに便利そうな形になる

本体背面の給紙トレーや前面の排紙トレーを閉じると、このような持ち運びに便利そうな形になる

なお、同社ではA628のモニターキャンペーンを実施する。キャンペーン応募者の中から抽選で300名にA628とフォト用紙を貸し出し、モニター期間中にアンケートや作品サンプルを提出することを条件に、期間終了後そのままA628を提供する。モニター応募期間は7月20日から31日まで。応募方法などは同社のニュースリリースで確認してほしい。

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