LG電子ジャパン(株)主催の“TOUCH & LOVE DESIGN展”というデザイン展示イベントが3日、東京・赤坂の東京ミッドタウンで開幕した(8日まで開催)。この中で(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモが販売する携帯電話機『SIMPURE L2』(シンピュアー エルツー:関連記事)のデザイナーらが参加する記者発表会が行なわれた。
“直曲線ケータイ”に込められたデザイン
SIMPURE L2のデザインコンセプトは“直曲線ケータイ”。直線と曲線を使い分けたデザインになっており、会場内で放映されたCMでは「シンプルは直線を求める。人体は曲線を求める。」というキャッチフレーズを使用していた。
SIMPURE L2のデザインを担当したのはフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)氏。同氏は(株)ユニクロの“ブラックショップ”や任天堂(株)の携帯ゲーム機“ゲームボーイアドバンス”プロダクトデザイン、(株)カネボウ化粧品の“YUSUI”のパッケージデザインなどを手がけたデザイナーで、日本に15年滞在している。
同氏は発表会に登場し、デザインコンセプトについて“きれい”“気持ち”“形”の3つを“3K”というキーワードでまとめて紹介。例えば形については「人間が持った時にやさしい形」「飽きない形」を考慮したという。また、SIMPURE L2は2年の歳月をかけて開発されているが、それは“今”のタイミングで市場投入することを考慮したデザインになっており、この発売時期は「ベストなタイミング」であることを強調した。
また、発表会では(株)小学館が発行する女性誌『Oggi』(オッジ)の専属モデルであるヨンア(youn-a)さんがゲストとして登場。韓国生まれのヨンアさんは、国際ローミング対応のSIMPURE L2について「韓国によく帰るので、行ったり来たりが便利」と語った。ゲームでよく遊ぶというヨンアさんは、壇上で一緒にいたグエナエル氏がゲームボーイアドバンスのデザインを担当したことを知ると「すごーい」と驚嘆。SIMPURE L2のデザインについては「持ちやすい」と絶賛した。