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minipc.jp、重箱状態でHDDなどを増設する小型パソコン“SA800”を発売

2007年06月29日 16時20分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(有)ミニピーシードットジェイピー(minipc.jp)は29日、約20cm四方のコンパクトな筐体にマザーボードや2.5インチHDDを内蔵し、上段に積み重ねることで2台目以降の3.5インチHDDやスリムタイプの光ドライブを増設できるという小型パソコン“SA800”シリーズを7月上旬に出荷開始すると発表した。価格はオープンプライスで、同社直販サイト“minipc.jpダイレクト”の販売価格は5万2000円(CPU、メモリー、HDDなし、OSなしのベアボーン)、もしくは6万2800円(OSなし)から。

S800シリーズ

“S800”シリーズ

SA800シリーズは、グラフィックス機能内蔵のIntel 945GTチップセットを搭載した、コンパクトなマザーボードと、2.5インチHDD(SATA接続)を内蔵したコンパクトなデスクトップパソコン。筐体(ベースユニット)は幅198×奥行き198×高さ82mmの正方形。同じ底面積で高さ30mmの拡張ユニットに2台目以降のHDD(3.5インチ)や光ドライブ(ノートパソコン内蔵用スリムタイプ)などを上部に重ねて増設できるのが特徴。

S800に拡張ユニット

S800に拡張ユニットを載せるとこうなる

CPUはCore 2 Duo/Core Duo/Core Solo/Celeron Mを搭載可能で、FSB 533/667MHzのCPUに対応する。同社ではCore 2 Duo T7200-2GHz、同 T5500-1.66GHz、Celeron M430-1.73MHzの3種類のCPUを搭載したモデルを用意している。

メモリーは200ピンSO-DIMM2スロットで、PC2-3200/4200/4300/5300に対応。最大2GBまで搭載可能となっている。ストレージ接続用にUltraATA/100対応のIDE×1とシリアルATA(SATA/150)×2を搭載。ネットワーク機能は、10/100/1000BASE-T Gigabit Ethernet×1を内蔵する。このほかインターフェースとして、USB 2.0×4、PS/2×2、シリアル×1、オーディオ入出力(7.1ch対応)を備える。

S800の内部

S800に内部

縦置きも可能

縦置きも可能

内蔵用HDDベイは2.5インチ×1を備え、同社では40GB(SATA接続)内蔵モデルを用意している。また、“外部SATAポートキット”(別売1680円)を利用することで、内部SATAポートをeSATAポートに変換して、重箱のように上に重ねたHDDユニットに接続することが可能。このほか、同様に重ねることで、Gigabit Ethernetポートを1つ、もしくは2つ増設したり、IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能(MiniPCIカードで実装)を追加することができる。消費電力は90W(最大)、重量は約1.6kg(ベースユニット)、もしくは約0.4kg(拡張ユニット)。

S800のインターフェース

S800にインターフェース部分

なおminipc.jpダイレクトでは、発売開始に当たって『SA855-M10H40』(Core2 Duo T5500/メモリー 1GB/HDD 40GB/OSなし)を7万9800円(通常価格は8万9800円)、『SA843-M10H40』(Celeron M430/メモリー 1GB/HDD 40GB/OSなし)を6万2800円(通常価格は6万9800円)で、それぞれ各100台限定の発売記念価格で販売するという。


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