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湘南ビーチで1.9Mbps! Mac対応“イーモバ端末”を試す

【レビュー】D01HW (前編)

2007年06月28日 16時00分更新

文● 池田冬彦

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今、新たな高速データ通信用技術“HSDPA”を利用したサービスが盛り上がりを見せてきている。中でも、イー・モバイルが提供する“EMモバイルブロードバンド”は、理論値で下り3.6Mbpsという通信速度を、月額5980円という定額料金で利用できるのが魅力だ。

D01HW
ついにMacでも“EMモバイルブロードバンド”が使えるようになった。その最初のデータ通信端末となるのがUSB接続の『D01HW』だ

そのイー・モバイルが23日、初めてMacに対応したUSB接続の通信アダプター『D01HW』の発売を開始した。“初物”ということもあって、モバイルなMacユーザーは気になる人も多いだろう。早速、あれこれ試してみたので、2回にわたって紹介していこう。レビューの要点を簡単にまとめると、以下の5点になる。

  • 一番の魅力は“モバイルなのに速くて定額”
  • 品川/練馬/藤沢/湘南地域では、実測で1Mbps台後半という通信速度
  • ADSLのように上りの通信速度は遅い
  • サービスエリアはまだ拡大中で、現在は東京、名古屋、大阪中心
  • Macでも導入時の設定が簡単、5分程度で使えた


実測で1Mbps台後半! “アーバン・モバイル”の決定版


まずは一番の魅力である、通信速度に注目だ。23日にD01HWを購入して以来、MacBook-2.0GHz(Core Duo)を使い、神奈川県藤沢市や、東京都練馬区の大泉学園付近、JR品川駅近辺でスピードテストを試してみたが、いずれも通信状況は良好。下りでは、平均1.6〜2.3Mbpsという実効速度が得られた。

スピードテスト
スピード計測は“RBB Today”が提供するスピードテストで実行。ウェブブラウザは『Safari 2.0.4』を使った。下りの実効速度は快適だが、上りのスピードがかなり遅いことがわかる。今回の検証に限って言えば、かなり良好な条件でないと上りで300kbpsを超えるのは難しそうだ
Windowsとの比較
同じMacBookを使い、Mac OS X 10.4.10とWindows VistaでOSを切り替えながら同じ地点で速度を計測した。Windows Vista側のウェブブラウザーは『Internet Explore 7』。やや差が出ているが電波変動の範囲内であり、実際には速度面での違いはほとんどない
光回線との比較
自宅の光回線(NTT Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ+ASAHIネット)と比べてみたところ。かなり酷な比較なので、グラフでは相当な差が出ているが、実際ウェブブラウズ時の体感差はここまで顕著ではなく、「ちょっと遅いかな?」という程度。明らかに違いを感じられるのは、ファイル転送(特にアップロード)を行ったときだけだ

1Mbps台後半と言えば、ブロードバンド黎明期にさきがけとして登場した“1.5M ADSLサービス”よりも速いのだ。現実に今でもNTT収容ビルから遠く、1Mbps以下の実効速度しか得られないユーザーなら、D01HWで通信した方が断然速いということも有り得るだろう。このクラスの通信速度であれば、YouTubeなどの動画もストレスなく再生できる。もちろん、通常のウェブブラウズや添付ファイル付きのメールチェックも快適そのものだ。

もっとも、首都圏の人口密集エリアでは、さすがにイー・モバイルも気合いを入れて基地局を多数設置しているに違いない。そこで、これからの季節に役立ちそう(?)な海水浴場でも試してみることにした。向かうは、烏帽子岩を望む、神奈川県茅ヶ崎市の“サザンビーチ”(Google Mapsではこのあたり)。ビーチでMacBookを広げて接続を試みてみると……。


(次ページに続く)

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