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富士通フロンテック、カラー電子ペーパーを採用したマルチパネル表示装置を発売

2007年06月25日 19時55分更新

文● 編集部 太田 渉

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富士通フロンテック(株)は25日、大型表示装置“Super Frontech Vision”(スーパー・フロンテック。ビジョン)において、“カラー電子ペーパー”を採用した屋内向けマルチパネル表示装置“Super Frontech Vision EPシリーズ”を同日付けで販売を開始したと発表した。ラインナップは12インチ/17インチ/24インチ/29インチ/36インチ/48インチの6モデルを用意する。価格は12インチで34万6500円から。そのほか配信ソフトウェアとして基本制御部に21万円、パネル制御にパネルあたり5万2500円が必要。12月20日から出荷を開始する。

Super Frontech Vision EP

Super Frontech Vision EP

Super Frontech Vision EPシリーズは、(株)富士通研究所と共同で開発したカラー電子ペーパーを採用したマルチパネル表示装置。パネルは12インチのカラー電子ペーパーで構成されており、パネルのサイズによって1枚から最大16枚の組み合わせで利用する。従来の48インチ液晶ディスプレーやプラズマディスプレーを比較して10分の1以下の低消費電力(48インチで配信サーバーと10分間隔で接続して、コンテンツを切り替え表示した場合)で利用できるのが特徴。各パネルごとにリチウムポリマー充電池を内蔵して、電源の供給なしでも最大で3時間の点灯が可能としている。本体カラーは“シルバー”と“オフブラック”を用意する。

設置方式は壁掛け式。本体サイズは12インチで幅234×奥行き25×高さ320mm、重量が1.5kg。電源はAC100Vを利用する。消費電力は平均1.5W(12インチ時)。ネットワーク機能は10/100BASE-TXで、12インチ~29インチまでは無線LANとしてIEEE 802.11b/gを搭載する。SDメモリーカード 1GBを1パネルにつき1枚付属する。

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